Nakagawa <naka111@silk.plala.or.jp> writes:

> 中川@つくば です
> 
> Kiyohide Nomura wrote:
> 
> > 間接的に
> > 「応用研究」
> > をやりやすくする環境を税金で整えるなら意味ありますがね。
> > その一つは人材(研究者、技術者)養成。
> 
> それを普通は工学部というのではありませんか?

日本でいう「工学部」とは直結できません。

日本の工学部は、理工系の 7 割以上占めていたりしますが、アメリカでは半々
だったりします。

比較すると、

1. 工学部という形にすると、産業構造の変化に合わせた、人材養成システム
の変更が難しい。
例えば、2、3世代前には造船工学、それ以前には石炭産業の需要高かったが、
現在では大きく変わっている。それに合わせて学科構成を大きく変えるのは
(日本では)難しい。

2. 明治時代の日本では、欧米の科学技術の手本を学ぶことが急務であった。
工学部レベルでも
「応用研究」
は後回しだった。

3. 工学部の教育、少なくとも大学 1,2 年次までは理学と重なる面は多い。
早くから専門化しても、育てた学生の、就職後の産業構造の変化に合わせた部
門転換困難にするだけではないか?

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Kiyohide NOMURA
Department of Physics,
Kyushu University,
812-8581 Fukuoka
JAPAN

e-mail:knomura@stat.phys.kyushu-u.ac.jp
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TEL,FAX:+81-92-642-2566
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