"Kiyohide Nomura" <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> wrote in message news:5fwudgcvfj.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp...
> > そういう基礎研究を他の基礎研究から見分けるのは簡単で、
> > 「(成功率は低いかもしれないけれど)役に立つ、それも
> > どう役に立つかがはっきりしている基礎研究」です。
> 
> 何度もいいますが、
> 「どう役に立つかがはっきりしている研究」
> は企業に任せておけばよいのではありませんか?
> 直接税金を投入することは、かえって不効率になりませんか?
> 「どう役に立つかがはっきりしている研究」
> だが、企業の研究開発には委ねられないものとは何でしょうか?
> その具体例がないので、話しが見えません。
> 
> カルノーサイクルの考察は、熱機関の効率から出発しましたが、熱力学を意識
> して実際の熱機関の効率向上を設計にとり入れたのはディーゼルで、少なくと
> も50年以上後ですね。
> しかも、当時熱力学の研究に重点的に税金が投入されたわけでもない。

全く同感。

企業が手を抜きすぎ。儲かる研究は企業の側が探して自分たちでやれっての。
基礎研究はそれらの道具立てを提供してるだけですからそれらは企業の側が
使えるもの使えないものを峻別すべきであってそれを金銭感覚0の大学の研究者に
求めても無駄無駄。

基礎研究は言わば自然という鉱山に穴を掘って鉱脈を探しているようなものです。
また、出てきた鉱石の性質やら何やらを調べるのも彼らの役割です。

それらの下地があってそれを産業化するのは別な類の人がやることです。彼らに
すべてをやらせる必要は全くありません。