"yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> wrote in message news:Qwk5b.166$bL1.5@news1.dion.ne.jp...
> 
> "GON" <gon@mocha.freemail.ne.jp> wrote in message
> news:bj2ndn$m24$1@news511.nifty.com...
> > 動機が不純であるとかそういった倫理的な問題は別にして
> > 観測精度を上げようと投資が増えることは社会全体にしても
> > プラスの効果があると思います。本来投機のために投資した
> > ものがその情報自体が価値をもって売れるとなればその情報
> > だけでも利益が得られます。
>              :
> > もちろん、ここで想像している以上に新しいものが生まれてくる
> > かもしれません。
> >
> > そういう意味で面白いと思います。
> 
>   「面白い」という点では否定しませんが、それが農家の
>    農家のリスクヘッジにどう繋がるのですか?

もうすでに答えてます。

>   「評価の高い米作り」はすっかりどっかに逝っちゃい
>    ましたね。

だれが評価の高い米作りの話をしたんでしょうか?
米作りに専念できるって話をしたまでです。

> > >  多くのリソースを投入できる企業は、短時間で結果を
> > >  出す事が出来ます。
> > >  相場において、他者よりも先んじることができるという
> > >  ことは、それだけで、有利となりますね。
> > >  投機のための情報ってのは新鮮さが全てです。
> >
> > ところがそういう立場にある投信等の機関投資家の成績は
> > 概ねマイナスですよね。(笑)日経平均の利益率より若干良いか
> > あるいは同程度です。
> 
>   新鮮な情報が入手できなくなって来たからでしょう。

んなことはない。

>   いまとなっては信じられない話ですが、つい2〜3
>   年前まで、アメリカでは結構まともな大手の企業で
>   さえ「IR」の名の元に、アナリストや機関投資家に、
>   一般情報以外の情報(たとえば、業績発表前に
>   おおまかな見通しとか、新聞発表前にこっそりと
>   情報リーク)をしていたわけです。

だから、そういう情報で市場が素直に動く動かないは
相場つきと切っても切り離せない関係にあるの。

下げ相場の中でいくらリークなんて言っても一時的に
ちょこっと上げるだけで反って代行返上や持合解消売り
のターゲットになるだけ。

相場の雰囲気が良くなってきた今なら新規情報には
素直に反応するようになってきているって話であって
何でも情報が早ければ必ず思ったような株価の動きを
するなんて思っているとしたら相場を知らない人が言う
ことです。

>   急に株価が変わる前日とかその前の日に、なぜか、
>   毎度妙な動きをする銘柄がいくつか見つかるでしょう。
>   いまだに、そういうおかしな慣習は残っているのです。
>   で、それで利益を上げている人間が確実にいる。

だから、そういう例外がいたからって何だっての?

> > つまりは、情報ソースをいち早く入手できたとしてもそれを
> > どう分析するかが一番大事だってことです。
>                :
> > 要は情報が早ければOKじゃなくてそれをどう分析するかが一番重要だ
> > ってことです。
> 
>   分析力があっても、八百長競馬ではあまり役にたたないで
>   しょう。一部の者に情報が片寄っているような市場は
>   八百長にたいなもんですね。

天候に関して言ってるのそれ?(笑)

> > >  市場で重要なのは、他者が知らない他者より新しい情報
> > >  なわけです。皆が知りうる時点で、情報の価値はほとんど
> > >  ないでしょう。
> >
> > 何度も言いますが情報の早さより分析力です。いくら早く情報を
> > 入手できたとしても多くの人が認知しない限り市場への影響は
> > ありません。
> 
>   多くの人が認知した時点で、すでに株価に反映されて
>   しまってますから「後の祭り」ですね。

分析力のある人が株価が安いときに買ってじっくり芽が出るのを
待つんです。例えば、ソフトバンク系列の会社の株はYahoo!BB
の契約件数がうなぎ登りだった時期にも下げてました。それは
相場つきが悪かったからに他なりません。それが3月危機などと
言われた時期に底を打ってから急速に回復してきましたね。
これは早くネタが出ていても株価はすぐに反応するわけでなく
多くの人が徐々に認知してきてからそれに伴って上げてくるんだ
ってことです。

情報入手が早いか否かでなく、その情報に基づいて投資しても
絶対将来上がる時期が来るか否かを相場つきの影響を受けないで
判断できるだけの分析力あるいは意思があるかないかですね。

で、多くの人は相場つきが悪いと良いニュースが出ても素直に
反応しません。そういう時期に買ってた人間が一番得している
んでしょう。


> > 株の場合でもそうです。市場に新製品情報が流れてもその日の
> > 相場つき次第で素直に反応するときもあれば全く反応しないとき
> > もあります。余程インパクトのある情報でない限り、必ずこうなる
> > みたいなことはないでしょう。
> 
>   出るべきものが出た。予想されていたものが出た。
>   それが市場にインパクトを与えないのは、多くの
>   人が事前に知っているにも等しい情報でしかない
>   からです。

それだけじゃありません。相場つきも関係します。

>   すばらしいものを発売しても、それが、予測されて
>   いたなら、ほとんど株価に結び付かない。
>   株価をつり上げる人たちは、商品とか業績を評価
>   して買っているわけではなく、それによって
>   株価が今後どう変動するかで買っているわけです。

そればかりじゃありませんね。むしろ今日的には
相場全体が良いか悪いかも関係してます。

アメリカが下げれば日本市場良い株もいっしょに下げます。
そういった平均場からの相互作用も個別銘柄には働いて
いるのでしょう。

# と言って物理の素養のないyamに通じるか否かテスト

> > 実際の市場では5%だか何%だか以上の利益の出る人間は
> > 全体の10%にも満たないという話があります。ネットにも人間
> > 参加型のいろんな投資シミュレーションがありますが、それを
> > 見てもリターンの分布は何度やっても同じ分布になりますね。
> > 儲かる人間は少数です。
> 
>   それが解っているなら、農家が天候デリバティブに
>   うつつをぬかしてもなんら良いことが無いことが
>   理解できるでしょう。

素人の農家が直接天候デリバティブの売買をするか否かは
わかりませんが、そういう市場があることでその派生証券を
作る保険会社や証券会社の証券を買う形でリスクヘッジを
かけることは可能でしょう。むしろ農家にとってはそういった
形の保険のような金融商品のほうがわかりやすいかもしれ
ませんね。

# もちろん、デリバティブの知識のある農家なら直接
# 取引に参加することも可能でしょうけど、それにしたって
# ガソリンで先物を取引している業者同様、そういう市場が
# できれば徐々に慣れてくるでしょうね。


> > >  絶対確実である必要はありません。
> > >  統計的に他者より有利な情報を他者より先んじて
>             :
> > 情報を持っていてもそれが市場でどう反応するかわかってないと
> > ダメだよね。つまり、情報の価値をしっかり認識できる(分析できる)
> > 人間でないとダメってことです。
> 
>   新鮮な情報を持つことの有利さの否定にはなってませんね。
>   キミが言っているのは「新鮮な材料を使ってもヘボコック
>   では旨い料理は出来ません。だから材料に鮮度は不要です」
>   ってことだよ。キミが飲食店経営したら、食中毒起こすね。
>   同じ分析力を持った人間が、人より先んじて情報を得れば、
>   明らかに有利であることくらいわかるよね?
>   そのために、人間は欲望の虜になってしまいことが珍しく
>   ないことは、いろいろな事件を起こしてきた歴史から
>   明らかですね。

良い情報なのに捨ててる機関投資家が数多くいるんですが何か?

> > >  投機対象の市場の存在と、公開される天気予報の精度向上
> > >  が結びつくと安易に考えるのは間違いだと言っているのですが。
> > >  本当に、それが利益に結びつくなら、利益の独占を図ろうと
> > >  するのは当然の理です。人間のDNA情報を特許化で独占
> > >  しようとした連中の存在を忘れたのでしょうか?
> > >  人間とは欲深いものです。
> >
> > そういう人間が出てきたからって何なんでしょうか?
> 
>   そういう人間にとっては(ちゅうか、おおかたの
>   人間にとっては)、公益性より自分の利益の方が
>   大事ってことです。自分が石油産業のトップだったら、
>   イラクの明日より今期の業績の方が大事でしょう。

だから何?

それが理由で天候デリバティブの市場なんてなくたって良いってこと?

> > 気象情報を自分だけのものにして確実に利益が得られると
> > 思っているとしたら大間違いです。それじゃペイしないでしょうね。
> 
>   市場規模によるでしょう。

じゃぁ、君も天候デリバティブの市場の活性化に賛成なんじゃないの。
めでたしめでたし。(笑)

> > むしろそういった情報を一般に提供したほうが確実に利益を
> > 上げられますから儲かると思いますよ。
> 
>   根拠は?投機対象になった瞬間、人々が求めるのは、
>   「少し手も他人より新鮮な情報、他人が知らない
>   情報」に走って逝ってしまうわけです。
>   「皆が知ってる情報。皆が知り得る情報」には、
>   日経くらいの価値しかないわけです。
>   で、誰が「日刊お天気新聞」に大枚を叩くと
>   思いますか?

株の例で言えば、リアルタイムの板情報見て売買しているからといって
儲かっているとは限りません。むしろ、1日遅れの新聞の株式欄しか
見てない人間のほうが長期投資の観点で安いときに買って儲かってる
人間はいますね。そういう人の話を聞くと、「毎日ディスプレイ見て売買
しているような奴は儲かってないよ」なんて言ってますね。プチバフェット
を気取ってるおっちゃんなのかもしれないけど、ある意味そういう姿勢
のほうが健全だと思うね。

つまりは、「情報が早い→儲かる」は必ずしも真ではありません。


> > で、天候デリバティブの市場規模が拡大してくれば、それらがすべて
> > お客さんになりますから独自の衛星を打ち上げてみたいな輩も出て
> > 来れる下地が出来上がるわけです。
> 
>   そこまでの投資が万人相手の情報提供に対して
>   為されるなら、日経とかもっと巨大企業になって
>   いるでしょうね。

そのためにはそういう市場が一般にも取引しやすいようにならないと
ダメってことです。それが出発点です。


> > むしろ、それによって我々が想像もつかないようなものが生まれてくること
> > のほうが意味のあることだろうと思います。
> 
>   つまり、キミの主張は「何かは言えないが、何かいいものが
>   出てくるに違いない」ってことかね?
>   それでは、何も言っていないのに等しいのでは?

すでに言ってるジャン。私が想像できる範囲のことは。
それ以外の想像もできないようなものが生まれてくる
可能性はかなりあるってことです。

# 私が想像しただけでもこれだけの派生効果があるのに
# ましてやもっといろんな業界のことを知っている人が
# 天候と企業業績との関連を調べたら面白いものが
# 生まれて来る可能性は否定できませんよね。

つまり、君の私の大きな違いは、現時点自分が考えていることが
すべてでない”だろう”と考えているか否かの違いです。

君のは現時点で君が考えられることがすべてだと思い込んで
しまっていること。人間の想像力なんて大したことないです。
私の想像力なんて私の見聞の狭さを露呈しているだけで
世の中にはもっといろんな業界のことを知っている人が大勢
いるはずです。そういう人が天候との関係を考えたとき
こういうものもありえるとかいろいろなものを生み出してくる
だろうことは過去の歴史を見ても明らかです。


> > 君のような類の人間はそこかしこにいて何かと言うと足を引っ張って
> > 新しいことに向かわないんだよね。そんな人間からは何も生まれてこない
> > ことは歴史が証明しています。
> 
>   おやおや、壮大な事を言ってますね。
>   まあ、妄想家の夢が現実になった例もないようでは
>   ないですから、せいぜいがんばってください。

ここ見てるのはきっといろんな立場の人がいるでしょうから
面白い!と思えばそれなりの影響力のある人なら実現へ
尽力されるんじゃないですか。

私はネタだけ提供できればそれで本望です。