Re: 絶対収束する級数は収束する
Yuzuru Hiraga <hiraga@slis.tsukuba.ac.jp> wrote in message news:<41AC174C.4030009@slis.tsukuba.ac.jp>...
>
> > (でも M_SHIRAISHIさんは,いいやそんなことはないと言っているし。)
>
> ほっといてあげてください。
タワケもの!
[ある級数が,その項の順序をどのように変えてもその和が不変な級数は,その
級数が絶対収束する場合のみであり,それ以外ありえない]という命題が偽である
ことを証明するには、この命題に対しての≪反例≫を提示することで足りる。
1+(1/2)+(1/3)+(1/4)+・・・・+(1/n)-log n ----- (a)
として、n −>無限大 とすれば、(a) は、れっきとした、(無限)級数であり、
これが、「Eulerの定数」と呼ばれている数(=0.577216・・・・) を 和 に
もつことは よく知られている。
一方、級数:1+(1/2)+(1/3)+(1/4)+・・・・+(1/k)+・・・・ が発散すること
も よく知られている。
従って、級数(a) は、「絶対収束はしない」ことは明らかであり、また、項の
順序を任意にかえても、「Eulerの定数に収束する」ことも明らかである。
かくして、(無限)級数(a) は
[ある級数が,その項の順序をどのように変えてもその和が不変な級数は,その
級数が絶対収束する場合のみであり,それ以外ありえない]
なる命題に対しての反例であることは明らかである ■
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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