In article <x_pfg.17$Q34.4@news3.dion.ne.jp> wacky@all.at writes:
>続くのならstyleへでも…
「fj.news.style」ではないね。
「fj.sci.lang」の可能性はあるが。
要するに、wacky氏がNGMPの文章を読み込めていない
(本気で読み込む意思が無いのか、
 そもそも読み込む能力が無いのかは判らないが)
という問題なんですから。

>toda@lbm.go.jpさんの<e5kfos$qer$1@bluegill.lbm.go.jp>から
>>私の元記事における「本質」という用語の使い方を、
>>どう読んだら「ルールの背景にある根拠」なんて理解が出てくるんだろ?
>>「本質的な要件」……つまり「本質的」は「要件」という語の修飾だよ。
>だとしたら、それは何の意味もない虚仮脅しの修飾に過ぎないでしょう。
>その文章から「本質的」を省いても意味は変わらないし、そもそも「要件」の
>意味(不可欠)を考えれば「本質的ではない」ことなど有り得ないわけですから。
言葉尻を捕らえてケチをつける前に、
元の文章(=NGMP)をちゃんと読み直してみたらどうなんでしょ。

NGMPでは、CFXにしても異議にしても、記事やE-Mailの到達性に関して、
「行動(到達させようとしたかどうか)」と
「結果(到達したかどうか)」を明確に分離して書いてあります。
そして、前者の方が後者よりも要件数が多い。

何故前者の方が多いかというと、
後者に不確実性があることが前提になっているからです。

「本質的な要件」=「原則的な要件」は後者で機械的に定義されている。
しかし、それを如何なる場合にも忠実に適用するのは、
「不確実性」を前提にする以上は合理的でない。
だから、そのあたりは管理人の裁量で、
「救済措置」として適宜「忠実な要件適用を除外」することが、
間接的な表現ながら要請されています。
その際、要件の「手続き上の本質」が何かを見極めて、
その趣旨に沿った措置を講ずることが、必然的に求められるでしょう。

そして、この「救済措置」が適切に発動される確率を高めるために、
「行動」に関する要件数を増やしてある、
つまり「余分な行動」を義務付けているんです。

……とまあ、ここまで説明してやらないとダメなんですかね?
  全く情けないったらありゃしない。

念のため、私が最初に指摘した「wacky氏の誤認」に遡れば、
「全てが到達しなかったら却下」などという規定はNGMPには存在しない。
「到達性」のみに着目して論ずるなら、
「特定の1つが到達しなかったら却下」が正しい。
しかも、「却下」とは「無条件に却下」ではなく、
一定の救済措置を講じて、
なおかつ救済できなければ却下というのが正しい運用。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp