! "<3fcfc961$0$19849$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Fri, 05 Dec 2003 08:56:03 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<bq9rlh$kq0$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> ! "<3fad2d7d$0$19847$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
>> !     Sun, 09 Nov 2003 02:53:27 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:
>> 
>>> で、「消火」なら何でも「財産価値の減少を食い止める」のが目的だってのは
>>> 余りに短絡的でしょう。
>> 
>> まあ、通常の状態のコンロの火を消火するのは「財産価値の減少を食い止める」
>> のが目的とは言いませんが、そんなのは関係ないですね。

> まあ、通常の状態のコンロの火を点けることを「放火」とは言わないことを考
> えれば*全く何の関係もない*話だと思いますよ。
> #何故、ワザワザそんなものを持ち出すのか、そっちの方が疑問です。

例外としては、そんなのしか思いつかないんです。

>> 火事が起こってる状態では、その家の財産価値が刻々と減っているわけですか
>> ら、それを消火することの目的は「財産価値の減少を食い止める」ということ
>> です。

> それは「結果」に過ぎないですね。

そのような結果を生むことを目標にした行動でしょ?

> それは単に「消火」の前後の状況の変化を見ているに過ぎないわけで、常に
> 「既に生じた結果をもたらすことが目的である」と考えるのならば「目的」と
> 「結果」を別ける意味はありませんし、その仮定は明らかに誤りです。

今だに、「事前に想定された結果」と「実際の結果」の区別がついてないよう
ですね。

> それは単に「全体から切り出された一部の状況」のみからではそれ以外の目的
> (というよりここでは動機だな)を見出せないというだけの話でしょう。

動機なんてものは関係ありません。

> 「消火した本人が放火していた」という
> 情報を一つ加えただけで別の何かが見えてくるはず、少なくとも見える可能性
> はあるはずですよね、

その見えてきたものは具体的に何で、「消火」という行為の評価にどのように
かかわってくるんでしょう?

>>> 大体が、何を好き好んで「我が身を危険に晒してまで赤の他人の財産価値の減
>>> 少を食い止める」なんてことをするねんな。
>> 
>> そんなの、場合によるでしょ?
>> 純粋な善意だったり、職業意識だったり、ええかっこしたいからだったり。

> あるいは悪意や身勝手な欲望の発露かもしれません。

「ええかっこしたいから」ってのはその一部でしょうね。

>> そんな理由なんて私は評価してません。
>> 実際に行なった行為を評価してます。

> であれば、KGK氏は行為の「結果」を評価しているに過ぎないですね。

いいえ。
そのような結果を生んだ行為がどのようなものであったかによって、どのよう
な結果を想定した行為だったかを推測できるわけです。

>> 放火犯に善意があるかどうかなんて、私は問題にしてません。

> 大抵の犯罪では*犯行を行う意図*の有無を軽んじることはありません。

犯行に故意があるかどうかというのは善意とか悪意とかいった話とは関係あり
ません。

故意があるかどうかってのは「どのような結果が起こると想定した行動だった
か」というので判断されます。
つまり、私が言うところの「目的」です。
傷をつけることを想定して起こした行動の結果だと判断されれば、人が死んで
も傷害致死になります。
人が死ぬことを想定して起こした行動の結果、死に到らなければ、傷害および
殺人未遂といったところですね。

> つまり、「善意で
> 行ったが失敗した」のか「悪意で行い成功した」のかは全く同じ結果であって
> も異なる評価を受けるわけです。

純粋に相手のためを思って殺してあげても、殺人は殺人です。
善意の有無で行為の評価が反転することはありません。
せいぜい、情状酌量のネタになる程度の話です。

>>>> 「その強姦者はよりマシ」ってのは、「強姦者」の評価以外の何物でもないで
>>>> しょ?
>> 
>>> 揚げ足取りしかできないんですか?
>> 
>> いいえ。
>> wacky氏による行為の評価は、人の評価を含むものになってるんじゃないかっ
>> て指摘です。

> 「人」とか「者」を付けたから?ですか?

「人」とか「者」とかをよくつける上に、それをつけないと論旨が変わりそう
な主張をするからです。

>> そこが、最大の問題になってるんじゃないかと。

> その「最大の問題」ってのを具体的に示せない限り、やっぱり「揚げ足取り」
> にしか見えません。

「人」とか「者」とかをつけずに表現したら、自分の論旨が変わって見えない
かどうかをよく吟味してみてください。

> #「人の評価」ってのは、たとえば「あいつは馬鹿だから」で思考停止し、全
> #人格的否定に走ってしまうような行為を指すのではないの?

そんな極端なものだけを「人の評価」というんですか?

>> ・強姦 + not 殺人
>> という行為を評価するのなら、その行為の前後の状況の差を考えるべきです。
>> もちろん「悪いこと」という評価になります。

> ここで「悪いこと」という評価を下した「その行為」ってなんでしょう?
> 言うまでもなく、やってもいない「殺人」ではなく「強姦」だよね。

いいえ。
殺人を行なわなかったことも評価の一部です。

>> これを、
>> ・強姦 + 殺人
>> と比べるというのなら、その場合の行為の差は「殺人」の有無ですから、「殺
>> 人」(もしくは「not 殺人」)の評価になっています。

> で、ここで評価の対象としているのは、ご自分で述べられている通り「殺人」
> です。
> 根本から評価軸が異なっているわけですな。

そうそう。

>> それだけの話。

> そう、それだけの話。
> 多分「比べる」の意味を取り違えているんでしょう。

wacky氏が比べる対象を間違えたってだけの話ですね。
wacky氏の示した例は「したほうがマシ」の例になっていません。

> 繰り返しますが、「強姦殺人に比べればマシ」が「*だから*正しいんだ」にな
> るわけがない。無論、行為そのものの評価としてね。

当たり前です。
そんな主張はだれもしてません。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK