GON wrote:

> "tatsu" <tatsu200109@yahoo.co.jp> wrote in message news:bhqnv7$fak$1@nns.cc.hokudai.ac.jp...
> 
>>で、GONさんは"顕著な研究業績"をどう定義しているのでしょうか?
> 
> 
> 最もわかりやすいのは多くの研究者に引用されているか否かでしょうね。
> 多くの研究者に引用されている論文はそれだけ重要度が高いわけですから
> 明らかに"顕著な研究業績"と言えるでしょう。

これってImpact factorの考え方ですよね。学会誌ごとに投稿論文あたりの引用
件数を示したものです。でも、これに抜け道があって、身内同士で引用しまくれ
ば、「見かけ上」引用されてるように見えます。結局なんの評価にもならないと。
でも、論文1本あたりの引用件数を5本とかに制限したらおもしろいかも。古くか
らある分野は大変そうだけど(笑

> しかし、引用されない論文でも後になってその重要性が再認識されて・・・みたいな
> こともあるんで、これ以外にも複合的に評価基準を作れば良いんじゃないの?

ここが一番大事な点で、重要性が認識された時点では遅いことが多いです。研究
は早い者勝ちなので。しかも、重要性を認識するのは誰でしょうか?多くの場
合、専門家が認識するのではないでしょうか?たとえ専門家といっても、自分の
よく知っている範囲以外は素人に毛が生えた程度にしかなりません。で、なあな
あの評価をしてしまうと思います。

・・・本当に玉石混交の研究を一律に評価できる方法があるのでしょうか?かな
り疑問ですが。

もちろん、研究者の人間性は別にしています。これをごっちゃにしちゃうと個人
の問題になっちゃうので。
> 
> 私の意見は、研究についてはそれほど顕著な業績がなくても大学教育に熱心で
> あれば十分OKです。後進の教育をおろそかにしている教官があまりに多すぎ
> ですから、きちんと教育に熱心な先生も評価するべきだと思います。
> 
> で、総合的にみて一定の基準を満たしていればOKみたいな。
> 
> 学生からクレームのある教員は警告なりなんなりのペナルティーを与えて改善が
> 認められないようなら辞めさすぐらいの厳しい対応ができるようにしておくべきです。
> そういう緊張関係があってこそ健全な大学教育が担保されると思います。
> 
これも評価法の問題ですよね。何を持って教育に熱心とするか。1から10まで親
切丁寧に教えるのが良いのか、1、2、3と10だけ教えて後は自分で考えろとする
のがよいのか。大学であれば後者の方が良いと思いますが。
学生からのクレームがあれば教員にペナルティーを与えることは否定はしません
が、学生もできなければやめるぐらいの気持ちがないといけませんね。
大学は自分で学ぶところであるという気持ちのない学生さんが多い気がします。

> 少なくともそうすることで、教科書丸写しの授業しかできないバカ教授みたいなのは
> 大学から排除することはできます。要は教育者であるという自覚のない教員を
> 大学から排除することで大学のクオリティを高めることになるってことです。

教科書丸写しでも単位を簡単にくれるバカ教授は排除できないと思います
が・・・。評価する学生の質が低いため、評価される側も質が低くなると思いま
すが。熱血先生なんか評価されなさそう・・・。

大学から排除すべきは教員だけではなく、学生も同じかと・・・。