ちょっと引用順変えました。

Shinji KONO wrote:
 > In article <bhph0i$497$1@nns.cc.hokudai.ac.jp>,tatsu
<tatsu200109@yahoo.co.jp> writes
> 
>>本当はみんなが他の分野のことを理解して、全体で大事な分野に投資すべきだろ
>>うけど、これだけ細分化して、関与する人が増えてしまうと、意見なんてまとま
>>らないでしょう。
>>で、結局、自分の分野以外はどうでも良いから、自分のところに予算くれとなる
>>のでは?
> 
> 
> これは「他人の成果をデフォルトで認めない」日本人特有の現象じ
> ゃないかなぁ。相互に評価して盛り上げてグループを作るってのが
> 予算を獲得する正しい道なんですけどね。

それが理想だと思うのですが、KONOさん自身は他分野の研究の評価ができます?
私だったら、バイオなんか必要もない研究に使い過ぎじゃない?とか思いますが。
こういう考え方を端から見たら、"他よりも自分"に見えるでしょう。

>>「させてもらってる」という意識について、
>>税金を使ってるから、「必ず」結果を出さなきゃいけないって言ってた先生がい
>>たなぁ・・・。
> 
> 
> それも、ちょっと違うね。

あ、ちょっと言葉が抜けてました。「どんな小さな結果でも」っていうのを忘れ
ました。すみません。
> 
> 必ず成果がでる研究ならば企業でやるべきだし、必要なら国で補助
> すれば良いでしょう。基礎研究は、もっとリスクがある「10年は成
> 果がでないかも」あるいは「今は、直接、応用が無いが本質に関わ
> る」研究そういうものだと思う。そういうもにこそ、税金を使うべ
> きだよね。それが教育と結び付くのはある意味では必然だとも思い
> ます。 
> 
確かに、基礎研究はカネにならないものがほとんどでしょうから、企業が支援す
るにはリスクが大きすぎますね。というより、ある程度カネになりそうになった
段階で(ほぼ成果がでる段階で)、商品開発した方が企業としては利益が大きく、
勝手に研究するでしょう。

でも、予算が限られている現状では、何でも基礎研究にとはいきませんよね。こ
のあたりの線引きが、研究者と国民の間で乖離している気がします。ただ、教育
につながっているのであれば、無駄に使っているとは思いませんが。

> 基礎研究やりながら、毎年、それなりの結果を出すってのはなかな
> か難しい。

基礎研究って先の見通しも立てずにするものなんですか?
ある程度見通しがあれば、それなりに結果が出ると思いますが。
それが好ましいか好ましくないかは置いといて・・・。


> In article <bhp9ha$9k1$1@news511.nifty.com>,"GON"
<gon@mocha.freemail.ne.jp> writes
>> むしろ、大学なんてところは、顕著な研究業績を上げられないか、あるいは
>> 後進の教育をきちんとできないのであれば安住できなように厳しくすべきです。
>
>
> まぁ、そうなるでしょう。「させてもらっている」とか思っても、
> それにはなんの関係もないな。
>
> で、研究業績を論文の目方で計るような方法がまかり通るであろう
> ことは容易に想像つく。一方で、教育の効果の測定は学生のアンケ
> ートかなんかがいいんだろうけど、先生方は嫌がっているようです
> ね。あれだけ手を抜いていりゃ、そりゃ、評価されるのは嫌だろう。
> 頑張っている人は客観的に評価して欲しいと思ってます。

そうですね。研究業績を内容で評価する方法がない今、論文本数で評価するしか
ないですね。でも、教育効果の測定にアンケートを採る方法はどうなんでしょう
か?楽に単位をくれる教授の評価が上がることが目に見えますが。逆に、ハイレ
ベルな講義をするとほとんどの学生がついてこれなくて、評価が下がると思いま
すが。かといって、企業に評価を任せちゃうと、就職予備校になっちゃう
し・・・。難しい・・・。

で、GONさんは"顕著な研究業績"をどう定義しているのでしょうか?
応用研究はともかく、基礎研究はいつ役に立つようになるか、誰も予測できませ
ん。しかも、基礎研究がなければ、応用研究はできません。でも、必要とされて
いると考えられる分野を優遇するってのはありだと思います。