ストーリー:
宇宙からの来訪者を乗せた船が東京湾に墜落。帰る術を失った彼等は地球への定住を決め, 正式に日本の市民権を得た。地球人は彼等を「親愛なる友人」との意味を込め「ディアーズ」と呼ぶようになった――これが1年前の事。
日本の言語・習慣を学ぶため, ディアーズが一般家庭にホームステイし学校に通う制度が定着しようとしていた日。幾原武哉が通う小春高校にも一人, ディアーズの少女がやって来る事になった。沸き立つ教師・生徒だが, 武哉は宇宙人という存在を信用しておらず, 不愉快な気分を隠さなかった。
そんなある日, 帰り際に武哉は行き倒れとなっていた少女を拾った。相手がディアーズである事はすぐに解ったものの, 放置する訳にも行かず連れ帰り, アパートの大家の娘にして同級生である和泉寧々子と共に世話をする。だが, 武哉がレンと名付けたその少女が学校に来てしまい, 大騒ぎの挙げ句留学予定のディアーズだと間違われてしまう。レンの歓迎式の日, 本当の留学生・ミウが現れて――