In article <2rf10oF1a3oicU1@uni-berlin.de>, 
kaz hagiwara <kazhagiwaranospam@yahoo.co.jp> wrote:
:いた「ヒトラー」という名の箱を、ドイツ人自信が開ける気になったということ
:のようです。 

自身。

さて、もちろん、これはドイツの統一、EUの東方拡大を前提にしているわけで
す。統一ドイツは賠償金を払うはずじゃなかったのでしょうか?それを、EUと
いう形でなし崩しに平和条約を結ばずに踏み倒せると読んだのだと思います。
この面の皮の厚さは学んだ方が良い。

:(ヒトラーの著書「我が闘争」は今でもドイツでは発禁)

不思議なんですね。米国はもちろん反ヒトラーが普通ですし、ナチは悪魔の代名
詞なんですが、我が闘争はもちろん売っています。ちょっと大きめの本屋に行け
ば、どこにでもあります。

:ドイツは切り離したものの回復へとむかっているわけですが、

政治的には、ドイツが切り離していないものの再発掘へ向かったという可能性も
否定できないと思います。そういう危ない話もEUのバックアップとユーロを背景
にして可能になるわけです。

:そういう状態だから、首相も「パフォーマンス」をわりと葛藤なく演じられるん
:でしょう。小泉首相の場合、靖国問題と常任理事国入り問題は、別にどちらかを
:取り下げなければならないものだとは思えないらしいですが、それは戦後これま
:での経緯を見れば、自然といってもいいなりゆきです。

靖国を取り下げるようでは、常任理事国入りできないのではないかと私は思います。
何が政治的に良いか悪いか、中国が判断できるのだったら、どうして安保理を拡大
する必要があるのか(ない)。

常任理事国の利点は、国連安保理の決議に拒否権を出せること(つまり、対日本の
攻撃を阻止できること)と、国連軍事参謀委員会に加盟できること、あとは対米カー
ドとして政治的に使えることです。

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松田@NY