逐次雑記 2013年9月中旬

◇ 這いよれ! ニャル子さんW 第9話「ハイスクール・オブ・ザ・ヒート」(6月9日放映分)

「怒りに燃えた姉さんは誰にも止められない。姉さんのクロスファイアーシークエンス時の放つ炎は一兆度」「子供の考えた設定か……」「姉さんのアフーム=ザーな冷気はマイナス一兆度」「物理法則無視すんな」いやあ、クー子は別に摂氏とも華氏とも絶対温度とも言ってませんですね(^^;;; それにこれ、クー子がクー音をいかに恐れているかって主観を述べているだけだとすれば、実際にはしょーもないオチでまったく問題無い訳です。

教室でアナログゲームが超大流行り。TRPGも当然にあるでしょうね(^^;;; 珠緒と健彦はTCGで廃人状態……まさにカード廃人。教師達がどうしているかも興味あるところです。クー音の仕業と思って追跡すると、立ちはだかるは起動砲台・人型タイプ「型とタイプって被ってるぞ!?」日本語なんてそんなモン(^^;;; 「精神攻撃と武力行使って、悪どい宇宙人の侵略パターンじゃないですか! このままじゃ、地球が地球が大ピンチ、ですよあのファイアーウーマン!」大ピンチはせいぜいご近所ですけど(^^;;; 「あんたのためじゃねーですよ! 私と真尋さんのSchool Daysを悲しみの向こうへ誘おうとするなら、叩き潰してやるまでです!」首を斬ったり腹を割いたり、そしてボートに乗ったりですか?

校長室へ辿り着くと、そこに居たのはクー音……ではなくエージェント・スミス。ほらほら真尋もクー子も、もっと冷静になろうよ。怒り狂ったクー音が、エージェントへ依頼するなんて冷静な真似ができると思う?(^^;;; 非暴力空間に周囲を包んで、いかなる攻撃も受け付けないスミス……ミノフスキー粒子と意義は似ていますね(元ネタは「とある」だろうけど)。が、暴力でないなら、普通に接触することもできるんだから、テレポートさせて『いしのなかにいる』とかの攻撃は可能な気がするですけどね。

「どうしてそんなに人間の進化に拘るの? わけがわからないよ」魂の進化でしょうか。いや、『ゲームの』進化なら、あんたら全員拘って地球に居るでしょうに……いや今は真尋目当てですけど。さて、スミスが提案する勝負法は、「知的な勝負」即ちアナログゲーム。「地球の文化が生み出したカードゲームで、実に素晴らしい物がありますね。地球だけでなく宇宙でも非常にユーザーが多い……大富豪で決着を付けましょう」TCGじゃないのか(^^;;; いやトランプこそ基本にして奥深いものですがね。「真尋さん……別にアレを倒してしまっても構わないのでしょう?」「ニャル子。お前がナンバーワンだ」駄目過ぎる(^^;;;

そんな訳で、今回冒頭の伏線を回収開始。「ジョーカー! ジョーカー! ジョーカー!」だから、王様3枚飛車角6枚の将棋なら(違)。「ええい、この勝負は無効だ! 今度は麻雀です!」しっかりクトゥルフ牌だし(^^;;; 天使が弓撃ったり槍降ったりする麻雀になるのかと思いきや、「アンタ、背中が煤けてますよ? ……天和! 大三元! 字一色! 四暗刻! クアドラプル役満!」甘い、そこは大三元ではなく大喜四で!

次はダーツ……「真尋さん、どうぞ!」フォーク(^^;;; 真尋は何かやらないのかなあと思っていたら、そうそうこういう特技があるんでしたのび太君(^^;;; 「そう、僕はこれを信じていたんだ。……都合の良い、伏線の回収を」伏線って言うんですかそれ!?(^^;;;

はっと正気に戻ると、ツイスターゲームの真最中だった珠緒と健彦。教えてあげる、その身体に(違)。でもここからラブコメが始まったりすることは無いのよねー。

やっぱりクー音とは何の関係も無かったスミス。その頃クー音は、ダゴモンワールドでレアキャラ入手してましたとさ。閉じ込められてたことは認識しても、別に怒りに燃えたりはしていませんでしたか。真尋への嫉妬が唯一の怒りの要因で。「私と少年は間違いなくらぶらぶ。その証拠を今見せる」古来より伝わるクトゥグア星人の……愛の儀式! ニャル子もクー音も溶けましたけど、自失のあまり逃げ出したクー音よりは、すぐ立ち直ったニャル子の方が上。そしてあまりダメージを受けていないハス太がもっと上でしょうね。5話の時点で両刀宣言してたクー子だけど、これで完全に『二兎を追う』体制に入ったでしょうね。ニャル子も真尋も本気で愛して。……だったらそろそろなまえでよばないかなあ。

「ところで私! 今回の伏線はサイクロン掃除機だと思ってました」「ああ、僕も途中まで、何かあるんじゃないかって思ってた」最早若本さんは、伏線にすら使われなくなったのか……(^^;;;;;;;

◇ 這いよれ! ニャル子さんW 第10話「ユゴス・アタック!」(6月16日放映分)

風邪っぴきニャル子。「僕達、地球のウイルスに免疫が無いから」「私大丈夫。病原菌は体温調節で撃退できる」まずウイルスと細菌は別ですし……体温90度あれば充分にウイルスだろうが病原菌だろうが自分の細胞だろうが破壊できると思うのですが!? ああこれも摂氏じゃないんでした、地球人向けの体温計が90度測れる訳無いしね。

「圧倒的な力を持つ異星人も、意外なものに弱点があったりするんですよ。トマトだったり、月の石だったり、音楽だったり」色々できて性格も良くて憎らしいほど頼りになる幽霊も、トマトは苦手でしたねえ(異星人じゃない)。「ま、真尋さん、学校へ行きましょう。教室で、体育倉庫で、保健室で、ときめきなメモリアルを作るのですよ」ときめきじゃないシチュエーションが含まれてそーですよそれは!?

「少年。私を差し置いてニャル子の好感度を上げることは許されない」「お前はゲームキーパーなのか?」「その代わり、少年は私を攻略して良いよ♥」なんか、クー子にとってニャル子より真尋の方が上位に来たようにも聞こえる台詞ですね。まあ、真尋に攻略されたくて、でも自分はニャル子を攻略する、として意味通じますけど。「おのれクー子、あんたは攻略できないサブキャラですよ!」「攻略キャラの追加とP.S.プラスシチュエーションは自然な流れ」「そんなの積みゲーにしてやりますよ!」「枯れない桜の木の下で少年に告白……♥」真尋がニャル子やクー子の夢を見させられたら、一発でSAN値0になるよーな。

学校の授業は、侵略型外来生物のお話。松来先生の……生物学ではなく社会学の話のような気がするけど、一体何の授業なんでしょうな。珠緒にせっつかれて、もやもやしつつも帰宅すると……看病のしがいが無いニャル子ですなー。「学校で作った、栄養剤グレートオールドワンを調合したドロップ。理想と現実はまだ届かないけれど、それでも走り出すしかない。これ食べて元気出して」何か色々混ざってるよーですが(^^;;; 実際、邪神の病気ってどんな治療が行われるんでしょうね。何もせんでも回復しそうな気がするですけど。

北極に侵入者あり、ニャル子が出られないのでハス太を非正規エージェント登録して一緒に出撃。「……良く考えたら、僕が来る必要無かったんじゃないか?」巻き込まれるのならいつもだけど、今回は完全にトチ狂って自分から同行しちゃったもんね(^^;;; 「真尋君と居ると力が湧いて来るんだよ!」「私の赤ちゃんを産む少年のこと、必ず守って見せる」「お前は好い加減僕に理解できる言葉で話せ」いやー、クー子としては間違ったこと言ってないんだと思いますね。クー子自身はニャル子の赤ちゃんを産むつもり満々なんだし。それにしても真尋、北極圏へ来ていると言うのに、あったかそうな格好ですね。

「宇宙文明の更なる進歩のために!」「本当の価値を知らない原住民に代わり!」「地球のレアアースを精製し!」「独占販売して大儲けするのだ! その金で、ピュアな紳士の社交場・ドリームランドクラブの亜麻音ちゃんに、会いに行くぜーっと!」それ作ってるのだって地球人でしょうに(^^;;; あ、いや、地球人が作った作品をパクって宇宙人が宇宙人向けに作ったってことですかね? それで『宇宙人にも作れるんだから地球なんか資源完掘して滅ぼして良いんだよ』とか言ったら、現代日本みたいなことになりますが……ね。

シャンタッ君に、クー子とハス太も捕われる大ピンチ。でもこれ、油断したせいで捕らえられたのであって、解放されれば元通りに二人とも圧倒的な制圧力を発揮できるんじゃない? 解放しさえすればすぐに鎮圧してしまえると思ったんですけど。

「ワタシ参上!」時を駆けてるんじゃないニャル子?(^^;;; 「シャンタッ君の考えていることは手に取るように解ります。『自分のことは良いから、地球を守るためにこの身体毎敵を撃て』と!」伊達輝宗かい。脅しが脅しでしか無いなら無意味よね。カラータイマーはすぐに点滅してしまったけど、敵さんも地球のウイルスに免疫が無いということで一発解決(^^;;; 「怯えるな者共! お前達は既に予防接種を施しておろう!」いや、まあ、実際、異国・異星へ行くなら、風土病対策は当然あって然るべき、ですね……。

結局真尋に負担をかけてしまったことを悔いるニャル子、「ニャル子一生の不覚……」「お前の不覚は一生に何回あるんだ?」ダマラムかい!

◇ 這いよれ! ニャル子さんW 第11話「とあるキャンプの悪霊の家」(6月23日放映分)

ニャル夫が暴れたせいで死んでしまった、地球の蕃神の再製造計画。……ニャル子とかクー子とかが地球に土着して土地神になるっていうのもアリなんじゃないかと思います(滅びます)。と、そんな伏線は措いといて(伏線言うな)、本日はキャンプ回です。またまた水着回です。主ストーリーは洋館の中なのに、何故かパーカー羽織ることすらしない水着一丁の娘が何人も。

ニャル子が準備した食材……という時点で真尋が何も口にしないのは判りますが、真尋も食材を自分で用意するくらいの自衛策を取りましょうよ。「これは何の肉だ!」とか毎回叫ぶんじゃなくてさ。で、そこへ更に追加される、『アト子が送って来たチョコレート菓子』。キャンプの場には不釣合な気がするですよ。

「真尋さーん! メインヒロインの貞操が狙われてますよー!」今更って気がするくらい、ニャル子は普段からクー子に狙われてると思うんですけどね。そして真尋は、ニャル子を助ける謂れが無いし、クー子に近付く危険を冒す謂れも無い訳で(^^;;; でもハス太の誘いには乗っちゃうのね……あまり危険視されていない?

そこにあったのは、あからさまに怪しげな洋館。「古い洋館と言えば、悪霊の家の探索か、屋根裏部屋で怪物と戦うのが、業界のセオリーですからね!」「地下の科学工場には恐怖の寄生茸の秘密が」「心配要らないわ。建物の中から邪悪な気配は……」時計塔で伯爵と戦うというのもセオリーですよね。あと、鈴を落として猫を気絶させたりとか、拾ったピッケルで壁を壊したりとか(そろそろやめれ)。

洋館探索しながら妄想しまくる……実力行使に出まくる、真尋以外。ニャル子のみらいよそうずだって、立派な妄想の極みでしょ……いやこれは普段と同じでした(^^;;; ハス太の場合「真尋君、僕の大事なモノ、貰って下さい」あげちゃったの、ならワるちゃん。まだ既成事実にはなってない! クー子の場合「私は4人同時に人狩できるシステム」ならまだ2人分のスロットがある訳ですが、そこにクー音は入れてもらえないんだ(^^;;; 「母さんね、尋君のことだーい好きなの♥ ……だからね、二人で愛の逃避行をしましょう♪」旦那さんの立場がまったくありませんな(^^;;;

結局は、あのチョコレート菓子に惚れ薬が仕込まれていたと。ニャル子の思惑ではないですけど。……真尋も食べていたら、凄くややこしいことになっていたことが窺えますねっ。「真尋さんには薬の力でなくて、心から私のこと、好きになって欲しいですから」でも冷静に考えると、その努力をしているようには思えないところが何だかなあ(^^;;;

「真尋君、僕の大事なモノを!」「八坂君……」「はあ……はあ……」「家族の形って、一つじゃないと思うの」はい、4人を同時に人狩するスロットが埋まりましたね! 真尋君懐の深さを見せなさいよ。……ニャル子が入ってないけど(^^;;;

都合の良いところで薬の効果が切れまして。みんな記憶残していないようですから、後で気まずくなったりはしないんでしょうね。気まずくなったらそれはそれで面白い展開なんですけど。「でも楽しかったですよねー。二人で手を繋いでの逃避行……DokiDokiプリティリーグ! な」野球じゃないでしょ、プロレスの方がまだ近いでしょ。

蕃神が完成しました、の連絡が……てことは、ニャル子駐留の理由が消えた?

C: ツル子の缶詰場だったんかーい!(^^;;;;;;; そして、あの噂がマジになってしまいました!? ツル子にとって健彦は天敵ですね。

◇ 這いよれ! ニャル子さんW 第12話「さようならニャル子さんW」(6月30日放映分)

このいかにも最終話なサブタイトル、末尾に『W』と付いていることから解る通り、前シリーズで一度使われています。前シリーズの最終話……ではなく、第2話で(^^;;;

蕃神完成によるニャル子達の強制退去は、いきなり明日と決定。一種の人事異動なんだから、もっと早くから発令してしかるべきだと思うんですが、惑星保護機構の人事制度はどーなってるんですか。ともあれ、上に陳情しても埓があかないとなれば、実際に配備されるという蕃神を確認するしか無いと言うことで、幻夢境へ行くことに。夢の中へ、夢の中へ、行ってみ(略)。「今だけ、少年にニャル子を貸してあげる」これ、ニャル子が真っ先に寝なかったら、せめて端でなければ、真尋とクー子でニャル子を挟もうとしたんだろうなあ。いや、真尋とニャル子でクー子を挟む?(^^;;;

縞碼碯の城……城である意味が良くわかりませんが、惑星保護機構幻夢境管理課のヌトセ・カームブルとバーストの案内で……RX-02号機新型蕃神のコンセプトは「闇に群れる邪神を、一撃の光で痺れるほど豪快にGet It Down!」「全身に石化銀を使用したフル石化銀フレームです」「これまでの蕃神に比べ」「全てに於いて格段に性能が向上しました」案内って言うか、プロモーションですな(^^;;; これ絶対、量産しようとしてるよね。

現場責任者はいつものノーデンス……一応別人ですが。「良く言われますからな、色々なところで聞く声だ、と」なんてメタな(^^;;; 「しかしこの御仁、良く見ると、BL映えしそうな顔をしてますな」「今の発言は不適切だな」「上を報告しなければならないな」責任だけあって権限無さそうな現場責任者だこと。さて、異常な短期間で蕃神が作られたのは、新開発のHBLシステムにより500年必要な作業を1晩で終わらせたという出鱈目が通ったからだと。「常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才なのですよ」「この人が言うと何だか説得力があるわねー。木星帰り、みたいな!」だったら心酔している女の子は居ないんですか?

「さあ、新型の御披露目です」開封したら実戦テストが必要、と聞いて俄然復活するニャル子。自分達がテストの対戦相手になって、あわ良くば破壊してしまおうと。ならオチは『蕃神の方が3人より強い』か『負けたらまた1晩で新しいのが作られて延々とテストさせられる』のどちらかですかね。

観戦者として何故か居るクー音とルーヒー。出入りし放題ですな(^^;;; というか、この二人は任務で地球に居るのではない、まさに不法侵入状態のような。クー子に振られてまだ立ち直れないクー音は「ドリームランドのクラブに行くぞー! でも博多弁で発明家の娘は指名してやんない!」変なカミングアウトすんな(^^;;; 「クー子! 解ってるよね! 武装して、止めの一言! 『腸をぶちまけろ!』……うええええ〜」「あんたがぶちまけてどうする!」酷え……最終話なのにヒロイン、じゃないけど女の子が吐いた。

「Take that you fiend! これでもくらえ! ですよ!」いやあ、最終話でも更なるTRPGネタを注ぎ込んできますね。T&Tなら盗賊でも魔法が使えますよ。「マヒロサン〜」……あ、これは、中身がニャル子だな、って速攻解りました。そーいうオチですか。「レポート通り起動させた筈なのですが」「マニュアル通りやっていますと言うのは、アホの言うことですよ!」マニュアル通りやって上手く回るようにするのは、制度設計や開発の仕事なんですが、なかなかそうも行かないんですよねえ。

「何で尋くんを狙うのかしら。あの子、地球の神々を守るのが役目なんでしょ?」ニャル子にとって真尋が神だって意味でもありますかね。所詮、神という概念は相対的なものですし。「蕃神、動け、蕃神! 何故言う通り動かん!?」コロニーレーザーに巻き込まれる気ですか!? ……本当に巻き込まれた(^^;;; 「ノーデンス星人……不幸が種族特性なのか?」「大体合ってるんじゃないかな」そんなのを責任ある立場にするのはどうなのって気がしますですよー。

「お、俺、この戦いが終わったら、可愛い3人の子と一つ屋根の下で暮らすんだ……」「どんな死亡フラグだよ」「小学生は……最高だ……ぜ……」「知らねーよ!!」バーストが3人の子持ちだと言うなら綺麗な死亡フラグなんですが、この言い方だと違う意味で『一つ屋根の下』ですよねえ(^^;;;

「おかしいわ、最新の自立思考型OSの筈なのに!」「どんだけスカポンタンな脳味噌を素にしてるんです! 思考回路はショート寸前ですか!?」「思考パターンには、地球圏最強の邪神、ニャルラトホテプのものを使用しているわ」「原因はそれかーーーー!!」「さ、流石私の想いを受けて生まれた蕃神、無敵ロボトライダーG!?」ニャル子の思考回路は、『ショート寸前』ではなくリープしちゃってると思います。「マヒロサンガ、ワタシノモノニ、ナラナイナラ……マヒロサンヲコロシテ、ワタシモシニマス!」これもニャル子の思考なんだろうなあ。真尋、SAN値0にしてニャル子のものになるか、あるいは死ぬか、って究極の二者択一状態になっているのでは。

ED: ……これ吉祥寺じゃない? 本屋はあれルーエの3Fだよね?

「遂に、遂に、真尋さんが! 私の料理を食べたー!! これはアレですね、結婚までの最終フラグが立ったということです! ありがとー!!」手料理を4回食べないと、ストーリー進まないんじゃ無かったかな(謎)。