会社の定時は17:15なのですが, その直後に地震発生。そして……火災報知機が作動し, 2分後に誤報の発表があるという, 慌ただしい時間になりました。これオオカミ少年になるよなあ, 早急に対応しないといけませんよ, 総務さん。
買物してから帰宅すると, 復旧済みでしたがエレベータが停まっていた形跡がありました。管理員の方が運転停止の張り紙を剥してた。そして家に帰って, まず停電してなかったかの確認……大丈夫。
ちなみに本拠地は震度4で, 今回は停電しなかったそうです。
朝, 会社の門を潜ったら, 既に火災報知機の音が聞こえているんですけど。……でもってこれも誤報。本当に狼少年になりそうですよ。終業までの間に4回ほど, 周辺の携帯電話から緊急地震速報が鳴ったりしたし。
ただ, 精度が落ちているとは言っても実際に被災した場合の被害が半端ではないというのは, 毎日テレビでも新聞でも何ででも間の当たりにしている事です。ヘルメットは手元に用意しておこうっと。
ダイキン、エアコン新規受注を一部停止 部品供給が滞る(朝日新聞より)……おお!? 先月買ったエアコン, ダイキン製なんですよ。安く上げるためにオフシーズンの型落ち品を狙ったんだけど, もしかして買いそびれていたら昨年モデルでも値上がりしてたかも?
この前買った電話機を設置しました。速攻で子機の登録は潰して, っと。
http://marimite.xt.to/zmxe/?mid=free&document_srl=3025093&rnd=3027234(機械翻訳)……遂にCCSFの舞台探訪ガイドが韓国の方にまで参考にされている事が明らかになりましたよ!?
いきなり穴掘りしているとがめ。……肉体労働!? 階段3段でへばるとがめになんてことさせてるんですか七花! ……と, みんな思ったでしょうね(^^;;; もしかしてとがめ, 体力無いってのは命がけのものぐさ!?
ここは奥州百刑場, 即ち飛騨城址にして, かつて飛騨鷹比人達が公開処刑された場所。よりにもよって……という感じですな。しかし刀集めと関係なかったとしても, いずれ乗り越えなければならない場所ではあったでしょうな。もし本当にここと関係無く刀集めが終わったら, とがめは自分から七花を連れてここへ来る事になったんでしょうか。
さて, 誠刀・銓の所有者は, 仙人と言われる彼我木輪廻。「へー, 君には僕がそういう風に見えるのかい? 女の子になるのは久しぶりだなー」色指定が違ってて, ちみっちゃいけど, 輪郭はまるで七実ですね。「居ながらにしてこの世に存在していない, それが仙人ということだ」白雪姫の鏡で譬えるのはどーかと思いますが, 存在していて概念を認識できるけど, 個を同定することができない, そんなものなんですかね。後の会話によると, 人格すら同定できないようですし。
『王刀「鋸」蒐集の翌日 心王一鞘流道場』エキシビジョンとして虚刀流として戦っただけでなく, 慚愧も徒手空拳を用いて一戦構えたんですか。で, 当然ながら七花に一日の長がある訳だけど, それでも慚愧だって緒戦ながら素人ではなかったと。「私が言いたいのは, 一芸に秀でる者は万芸に秀でる, ということです。初心者の私でも, 戦えと言われればある程度の徒手空拳の振舞は可能なのです」「つまり, 木刀を持ったことであそこまで弱くなるのはおかしいって事だよな」「ですから私は『呪い』という言葉を使ってしまった」他作品で実際そういう呪いが存在していましたけど(刃物で傷つかなくなる代わりに自分も武器を一切使えなくなるとか, そういう類), 果して本作の世界にそういうものはあるのかどうか? 「これは剣士としての私の勘ですが, 心王一鞘流が心王一鞘流であるために必要な概念がいくつかあるように, 七花殿の虚刀流が虚刀流であるために必要な概念も, あるのかもしれません」単なる流派の特色って問題じゃないよね。剣術, というより剣であることの十分条件となるものは? 禁剣即不能斬, 禁剣即不能殺……
「あんたの姿や中身は, 見る側の記憶の投影だって言ってたよな。じゃあその人を喰った性格ってのは誰なんだ?」「ああ, これはとがめちゃんにとって, 僕がそういう人だって事だよ」「……あんた, とがめの記憶からも形成されているのか?」「そうだよ。君等は二人で一緒に僕を見たからね。姿や立居振舞は君の記憶から, この性格は彼女の記憶からのようだね」苦手としている相手に, とがめ自身も相当な影響を受けているよーで(^^;;; とがめの苦手な奴とは? 「飛騨鷹比人! あやつの性格は私の父親に瓜二つだ。あの勿体ぶった喋り方, ふざけた態度, 砕けた態度, 何より私に肉体労働を強いるというこの嫌がらせ! 私が最も苦手としたあの男がいかにもやりそうな事なのだよ!」なんか, いきなり, 鷹比人のイメージがぶち壊れたんですが(^^;;; まあこれはとがめから見た……なんでしょうけど。回想シーンではそう描かれていないし。「己の苦手意識と向き合え, か。道理でここへ来てからというもの, あの男の事を思い出す訳だ。今際の際に, 父が私に何かを言い残したようなのだよ。そんな大切な事すら忘れていた」父と言ったりあの男と言ったり, とがめにとっても一言で言い表せない, 単に嫌っている相手って訳ではないんですね。だからこそ苦手なんですし。
本日の否定姫: 「ちょっとちょっとー, どこで誰が聞いているか判らないんだから迂闊な事を言うのはやめて頂戴ー。そんな言い方をしたら, まるで私が伝説の刀鍛冶, 戦国を実質的に支配した四季崎記紀の末裔で, だからこそ完成形変体刀について色々と詳しく, あの不愉快な女に対して一歩先んじる事ができているみたいじゃないー。そんな事実は無いんだからそんな事を言うべきじゃないわー」白々しいッ!(^^;;; ほー, 四季崎記紀の血筋の方ですと? とか思っているとこれが否定姫自身にとってもミスリーディングだったって事も往々にしてありそうですけどね。だって今回に到って突然演出がわざとらしくなってるし, これだってあくまでも否定姫がそう言ったってだけだし。そして, 否定姫は, とがめの出自を知らない? 右衛門左衛門は知っていそうですよね。なんか否定姫がパール=クール@ナイトウィザードの道を辿りそうな気がしてきました……。ところで, 否定姫のテーマ曲が最近気になってます。サントラ2欲しいなー。
待ち受け画像プレゼント「もぐもぐとがめの可愛さは異常」(^^;;; なんか砂沙美クラブの時みたいな感じになってますね(^^;;;
「どうやら, 僕は失敗してしまったようだ。君は, 歴史とは何だと思う? 僕はね, 歴史とは人間の生きた証だと思う。精一杯生きた人間の証だと。だから在るべき姿で在るべきなんだと。それなのにこの歴史は本来あるべき歴史とまるで違う。僕はその間違いを充分に示せただろう。ここでひとまず, 僕の役割は終わりだ。こうやって最後は, 君に伝えるべき事を伝えられたんだから, それで良としよう」娘に『言葉』を伝える事すら, 今の在り得ざるべき歴史ではできなかったって事ですか? そのために歴史を揺り戻させようとしたと? うーんそれもありですねえ。いきなりキャラが建ちましたよ鷹比人。で, 四季崎記紀の刀が歴史を歪めている? 将軍家はそれを利用して本来とは異なる表舞台への立ち方をした? 只の刀集めが世界滅亡級の話に展開していきそうな(セブン=フォートレスかよ)。
「君の戦闘能力を10とすれば, 僕の戦闘能力は7が良い所だろ。まともにやり合ったら戦い自体ならないさ」充分な戦力差ではありますが, 圧倒的とかいう差では無いような(^^;;; 「だったら, 今頃あんたは八つ裂きになってる筈だろうが!」段々苦しくなってきてません?(^^;;; でもこういう形ででも決め台詞をちゃんと言える, 七花の機転の良さは評価してしかるべきだと思うのです。譬え報告書を書くとがめは聞いていないとしても(^^;;; 「でもね, 君は10の力を攻撃と防御に半分ずつ使っているんだよ。つまり攻撃に於いて君の力は5割しか発揮されない。僕の戦闘能力をすべて防禦へ回せば, 君にはその防禦を打破する事はできないという訳だ」だからって七花が防禦を捨てた攻撃をしたら, そこで隙を突いて反撃するって策も在り得ますから, 駆け引きが重要になってくるのです。「誠刀・銓という完成形変体刀の特性に従って言わせて貰えば『誠刀防衛』!」面白くするなよ!(^^;;;
「こんな戦いでも, 人によっては得難い教訓を得られる筈なんだぜ。戦いなど虚しい, 勝ち負けに大した意味なんて無い, とね。とがめちゃんは有益な経験になるだろうなんて言ったみたいだけれど, 戦いから得る経験なんて無益なもんだ。有益であったとしても, 哀しいだけだ」でもそれを刀が得てしまったら, どういう存在になるんだろ。抜かずの剣こそ平和の誇り, とか言ってみたり。「彼女は戦いに拘りすぎだ。何と言うか, 生きる事自体が戦いといった風じゃないか。彼女の目的って一体何なんだろうね。君はそれを知っているけれどそれに同調している訳じゃない。同情しているだけだ」同情はともかく, 同調というのがちょっと違うのは確かだね。とがめのために戦う, という部分に関してのみ, 愛を大義名分にして思考停止しているように見えなくもありません。
「僕から見れば, 君は勿論とがめちゃんも, 覚悟が足りない。銓ってのは天秤って意味だ。君は自分のやっている事がどれほどの何と吊り合うのか考えてみることだ。とがめちゃんにもそう伝えてくれるかい。彼女は僕と話してはくれないだろうからね」「ああ……次の休憩時間に伝えておく」「だったらそれは今だ。とがめちゃん, 穴の中で力尽きちゃって休憩中みたいだからさ」刀は杖としても使えますよね, こういう時の支えとなるのも虚刀流の役割なのでは(^^;;;
「そうだ, 俺はとがめのために戦っているんだ。とがめと出会ったその日から, 俺は……恋とか愛なんて下らねえ! 俺はとがめだから戦っている, とがめでなければ戦ってこなかったってことだ! 解ったか彼我木輪廻!」目的の間に大義名分を挟むことをやめたと。これで七花からは, 表層的な惚れた腫れたの関係では無くなるんでしょうね。そんな七花の様子を眺めている輪廻が, 正にスクリーンを眺めている感じだったのが何か可笑しいです。
輪廻の完全防禦に対抗する奇策を捻り出したとがめ, それこそが誠刀への道であったことにも気付いて, 無事入手。「誠刀・銓とは己自身を計る刀。人を斬るのではなく, 己を斬る刀。己を試す刀。己を知る刀。だから刃無き刀, 無刀ということだ」ここ, 誰か樹の上に居ませんか? 「攻撃を放棄することにより, 勝ちではなくとも結果的に勝利と同じ物を得られることもある, ということだ。刀の本体はあくまで刃, 折れず曲がらず良く斬れる, それのみにあると私は考えていた。しかし刃が無いのならそれを護るための鞘も要らぬ。こうして決意と共に握り, 己自身と向き合える束と鍔のみがあれば良い」その域にまで到った所持者には, 光の刃が齎される……なんてのは他作品ネタですすみません。
「四季崎とはどのような男だったのだ?」「何て言うか, 否定的な奴だったよ」「否定的? どこかで聞いたような言葉だな」ミスリード! ミスリード! これはきっとミスリード! 「ま, 友人とは言ったもののかなり昔の事だし, 結構忘れちゃったけど。ただ, 彼は僕の中に己の深淵を見たみたいなんだよね。で, とうとうその苦手を苦手のまま, 否定したままに去って行ったよ。僕に誠刀・銓を押し付けてさ。まったく迷惑極まり無いよ」そこで記紀にはパラダイムシフトみたいなものがあった(少なくとも起こりかけた)って事ですよね, なら誠刀以前と以後では刀の性質に違いが生じそうな気がします。「僕はそんな物に毒されるのはまっぴらだからすぐに埋めたのさ」「埋めたのは最近の話ではないのか!?」「いや, 貰った直後だよ。そしたらその上に城は建っちゃうわ, その城が燃えたと思ったら今度は処刑場になっちゃうわ, 時代ってのは流れるものだねー」そんなに地形が変化しまくっているのに, 埋めた場所良く憶えてましたね(^^;;; 「だから父は気付いたのだ, 歴史の歪みに……そして間違った歴史を正すために尾張幕府に弓を引いたのだ, 多くの犠牲を払って。身内も味方もすべての命を危険に晒して弓を引いた, 歴史のために」ストリームドリフターですか, 家也将軍家は? そうまでして正すべき本来の歴史って?
「その辺りになって来ると, 四季崎記紀の変体刀作りも大分完了に近付いたって感じだね」「完了? 変な言い方をするな。完成形変体刀はもう完成しておるだろう」「あれ? まさか知らないまま鑢君を引き連れているのかい? これは驚いたなー, 完成形変体刀12本という習作を経て, 最後の最後に作られた『完了形変体刀』虚刀・鑢のことを何も知らないで居るとは, まるっきり予想外だ!」ってマジですか, 想像はしていたけど, 本当に虚刀・鑢は変体刀の一つだったと!? ならば将軍家が無視していた筈も無い……流罪になっていたのもそれがため? 将軍家が蒐集する刀と対立する存在だからとか?
「目的のために目的も捨てねばならない, それが今回君が得るべき教訓だ。野望も野心も復讐心も, 真の目的のためには捨てるべき目的だよ」「それだけは得心しかねるな。目的以外のものはすべて捨てられるが, 目的だけは捨てる事はできない」でも案外, その目的も時と共に変わって行ったりするものだよ。それによって目的への偏重の度合も変わるし。さて, 父親とのトラウマを解消できたとがめの『上を向いて歩こう』, 過去最上級の笑顔ですね。「ちゅ〜」→「ぎゃふん!」は過去サイテーですが(^^;;;
今日のまにわに: 「結局のところ, 時代の遺物なのだ。奇策士も虚刀流も否定姫も, そして四季崎記紀の完成形変体刀も」まにわにも, ですよね。でも変体刀を集めてしまう, その意図するところは? そんな鳳凰, どうやら毒刀の毒に侵食されたか, 人鳥を斬ってしまったようで。とがめ達が拾った人鳥「た, 助けて下さい……僕の事なんて, どうでも良いから……鳳凰様を, 助けて下さい……」はい, まにわに壊滅。
病院行こうかと思ったけど, 症状が治まりつつあるので見送り。代わりにバスで吉祥寺へ行き, ルーエB1Fでビジネス書を3冊(うち2冊は○○○○)購入。……いや, 必要に迫られまして……。見繕っている最中(正確には目移りしている最中)に地震を観測, これが茨城県で震度5弱を観測した地震だったようです。
吉祥寺から中央本線休日快速(E233系0番台)で武蔵境。ポロシャツを1着買いました。『緑』が傷んできているもので, 代わりをと(ワイシャツをポロシャツに換えてどーする)。
帰り際, 境橋のところで, 玉川上水からの千川上水の分流点を探してみましたが……見付からないなあ。やっぱり暗渠の中なのかな。
鈴木街道, 五日市街道, 青梅街道, 税務署通り, 明治通り, といういつもの経路で池袋。サンシャインクリエイション51に, M.O.M.発行準備組合さんの売子として参加してきました。……結合靴のまま歩き回るのは, やっぱり辛いなあ。靴, 持って来ようかなあ。
入場してスペース片付けて, 一応サークルチェックしたところ, ……Long Navigationさんを始めいくつか訪ねておきたいところが見受けられましたので, 一応全ホール(A1, A23, B)行ってみることにしました。その結果として戦利品は以下の通りです。
以上, 4,700円の支出(検算のみ)。ティアズマガジンは5月のコミティアのカタログですが, 例の銅像本が紹介されているということなので, 先行して買ってみました。おお載っている。
今回の白眉は, 廃墟本。どうも去年の夏コミ発行のようですが(奥付が簡易なので正確な発行日が不明), チェルノブイリ原子力発電所が所在し事故後に都市まるごと放棄されたプリピャチ市街の写真集です。あまりにタイムリーなので買ってしまいました。夫沢(福島第一原子力発電所の所在地)は流石に集落放棄まではならない, と思いたいですが……。
撤収後, 氷炎さんと合流して4人(携帯@さん, TomOneさん, 氷炎さん, 水野)で食事。カメラの基礎知識など今更教わったりしつつ, F会の方針を相談したりとか。その後解散。
帰りは, ちょっと考えて, 五日市街道を使わず青梅街道から短絡路経由で直接鈴木街道へ入ってみました。遠回りだけど狭隘区間が少ないからスピード速いかなーと思って。武蔵野大学前で道を渡るのが簡単そうだし。結果, 池袋から田無まで80分……大して変わんないスね。大型車に路肩を塞がれる事が多かったしね。
IPの実装におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について(ITpro ヤマハルーターの機種多数にDoS攻撃を受ける重大な脆弱性、IPヘッダー処理に不具合より)……うっ!? 前線基地で使っているのはNVR500なので問題ないけど, 本拠地で使っているのはRT56vだ, 早くなんとかしないと!
地域の文化財、イラストで紹介 秋田市新屋地区のマップ作製(秋田魁新報より)……新屋は歴史ある大きな町です(但し都会ではありません ← 身内にしか解らないネタ)。いずれは調べなければならないところでしたから, 良い材料が見付かって嬉しいです。
今日のNHK教育「自転車で旅をしよう」, 番組前半でも交通ルールとして二段階右折を説明していたんですけど……栗村せんせー, 貴方途中で思いっきり斜め横断してませんでしたか!?
今日は天気が悪いのでバス通勤。
東日本大震災:先人は知っていた 「歴史街道」浸水せず(毎日新聞より)……今回に関しては偶然だと思いますけどね。慶長津波を受けて宿場町を今の位置に移したとも推察できる
がその通りでしょう。被災直後に集落を『構築しやすい場所』に構築すれば必然的にそうなるってだけで。それに山元町の陸前浜街道は, 普通に山際集落を繋ぐように続いていましたから, 津波が無くてもその位置だったと思います。海寄りにあった集落はある程度の周期で洗われてしまうので発達しなかったって面もあるでしょうけど。
アメリカ海洋大気圏局が公開した震災前後の日本の夜間照明(画像)(セキュリティホールmemo 4月19日分より)……3月12日ですので, 東北〜関東(太平洋側)が平均よりも極端に消灯しているのは当然です。長野もそうですね。が, 南九州までもが消灯しているように見えるのは何でしょう?
数百年前の出来事……戦場? 大阪城? そんな世間とは関係なく, 人里離れた山の中。岩の上に居るのは, 別人の認識だから別人の姿をしている輪廻かと思ってしまいましたが, 座り方とかそんな共通項を見出したからって同定してしまってはいけないんですよね, 輪廻という存在は。で, 彼こそが四季崎記紀であり, その足元で剣術修行をしていたのが虚刀流初代・鑢一根だと。鑢の者と出会ったってことは, 既に完成形変体刀はすべて作った後なのかな。
前回のまにわに: 鳳凰vs右衛門左衛門の顛末。「お前は優れた忍だ。真庭忍軍の頭領がどれだけ目減りしたところで, お前一人残っていればそれだけで真庭忍軍は充分脅威となる程に。しかしだからと言って私は, お前に負ける気がまるでしない。何故ならお前は私だからだ」ノエインなんですね(違)。右衛門左衛門が鳳凰のように部下から慕われる頭領になったり, 鳳凰が死を否定されて宮仕えになったりする可能性もあったと。どっちも想像できませんが。毒刀を差入れる人鳥『それは誤りだった』毒刀の本質は判っていなかったんだし, そもそも毒刀の凶々しさに人鳥は気付いていた筈なんだけどなあ。己の精神の不安定さ故に致命的な間違いを犯してしまったのかな。
旅籠大黒屋で人鳥を看護するとがめ&七花。……普通に女物の衣装を着ているとがめって, 何とも珍しい。1シーンだけでしたけど。「憎き真庭忍軍の一人を, ここでやっつけとかなくて良いのか?」でもこんな状態の人鳥を殺すのは, 病身を襲っているだけだし。それが赦されるのは阿良々木暦だけです(被害者: 阿良々木火憐)。かと言って, このままずっと人鳥を看病している訳にも, まして連れて行く訳にもいきませんしね。元々敵であり怨みこそあれ義理などないまにわにに対して, これ以上手を掛ける理由は無いと。本作の主人公達は厳しいなあ。
「刀集めの旅が終わったら, 改めてその辺りを旅してみるのも面白いかもしれぬな。そして全国地図を描いて売り出すのだ。私が地図を描くのが得意なのは知っておろう?」前々回描いた地図は, 意外とまともでしたよね。測量術の心得もあるのかな。伊能図並に高精度のものを一人で作るのは困難でしょうけど……でもとがめはまだ若いから, 権限があればやっちゃうかも。
「なあ七花。そなた, この旅が終わった後も, 私の傍に居てくれるつもりはあるか?」あ, 復讐放棄の宣言ですね。「私は否定姫と違って, 腹心や懐刀と言える者を長期間に亘って持ったことが無い。ただただ邪魔なだけだからな」否定姫も, どうなのかなあ。腹心とは言っても信頼関係はあるのやら。「だから信頼関係はおろか, 人間関係さえも短期的に崩すように生きてきた。否定姫を何度も蹴落とそうとしたのも, 保身以上にそういった意味合いもあったのだ。しかしそなたに対しては, そういう事をしたくない」と, ここまでは冷静な口調でしたけど, この先は途端に必死な口ぶりになりましたね。ここまでは事前に考えていたかな。対するに七花は, 前回結論出してるもんね。
覚醒した人鳥vs右衛門左衛門。「その炎刀, それが飛び道具である限りは, 僕には通用しない。それが僕の忍法『運命崩し』だ!」炎刀の弾丸は真庭人鳥の身体を避けて通る……ってもうこの呪文も判る人少ないかなあ。しかしそういう言葉を口にしてしまうと, 飛び道具以外は通用してしまうって事になるんだけど。そっちはそっちで普通に防禦力が高いのかな。
「真庭人鳥, お前がどれだけ今の時代に愛されていようと, 数百年後の世界でも愛されている自信はあるか? 歴史的な運命はそう簡単に崩せるようなものではないということだ!」未来技術だからって事でしょうか? それとも, 刀の鍛造に未来技術を使っているというだけでなく, 時間に直接干渉しているとか? ともあれここで直接的に行ったのは, 跳弾……わざわざ壁に鉄板仕込んだと!? 右衛門左衛門が仕込んだのか, 元々おかしい旅籠なのか, あるいは炎刀の力? 「死にたくない! 僕は戦いたくなかった!」「そんな情けない事を言って死ぬのは歴史上お前が初めてだ!」わざわざ『歴史』ってキーワードを入れるのがなあ。
壊滅していた新・真庭の里。瓦礫の上に鎮座まします真庭鳳凰……四季崎記紀の刀があんなまともな形をしておる訳が無い。どこの妹だあんたは(違)。すべてはミスリーディングなのですよ(これも繰り返すと自滅だけどなー)。真庭鳳凰, その能力は肉体の接ぎ剥ぎ, そして精神も交換してしまった現状。ってその言い方だと, 記紀による憑依は鳳凰にその能力があったから発生してしまったと聞こえて, 自爆に思えて来る……。
四季崎記紀の本質は刀鍛冶ではなく予知能力者, 即ち予知した未来から逆輸入した技術で刀を作ったと。さあ, ますますミラー・エイジになって参りました! やっぱり最後の敵はストリームドリフターか! 「本来の歴史には存在しなかった存在」それはバタフライ効果によって生み出されたものなのか, それとも意図的に作り出されたものなのか, どっちだ。虚刀流は記紀が意図的に作った物なんでしょうけど, 流派としてはそうでも七花はそういう事にはならないでしょ。
「私達のやるべき事は常に変わらぬ。交渉は既に失敗した。鑢七花, 我が従僕, 戦って奪え!」「委細承知!」憑依される危険を考えないってことは, やっぱり鳳凰だからこそ起こり得た問題なのかな。「虚刀・鑢, 変に加減なんかしねえで全力の斬れ味で来い。この身体で試し斬りをしろ!」「お前の身体じゃねえだろ!」「だが俺の歴史だ。お前の全てを俺に見せろ」「言われなくても見せてやるさ。但しその頃には, あんたは八つ裂きになっているだろうけどな!」久々に出ましたまともな決め台詞。が『俺の歴史』が気になるよね。今の歴史, その全てを私物化しているのか四季崎記紀?
で, この戦い自体は結構あっさり終わりましたが(花も枯れる毒とか, 微妙な見せ場はあったけど)。あれが最後の四季崎記紀とは思えない(こらこら)。だって他の変体刀も, 所有者が魅入られるって言われてたよね。憑依まで行くかはともかく, 精神に何らかの影響を及ぼすものはすべてにあっておかしくないかと。勿論, 炎刀もね。既に何度も炎刀を使っている右衛門左衛門, 精神は大丈夫?
「腹心は, 歩く時は主と手を繋ぐものだ!」……否定姫と手を繋いでいる右衛門左衛門を想像してしまったではないですか!(^^;;; らぶらぶ? しながら登城しようとした矢先に洗われた右衛門左衛門, とがめこと容赦姫を射殺……「さて奇策士。貴女は何と言って死ぬのかな」かつて七花に向かって「躊躇無く私を殺せ, それもできる限り無惨にだ」なんて言ったとがめですから, 人鳥みたいな事を言わないとだけは判りますね……ってだから一体!?
次回: なんかスパルタンX(^^;;;