神戸です。

On Tue, 22 Feb 2005 21:58:31 +0900, wacky <wacky@all.at> wrote:
> 神戸隆行さんの<opsmjdvhwee5o5lm@news.media.kyoto-u.ac.jp>から
>> On Sun, 20 Feb 2005 19:27:08 +0900, wacky <wacky@all.at> wrote:
>>> 神戸隆行さんの<opsmhdadjee5o5lm@news.media.kyoto-u.ac.jp>から
>>>> 当然、今回のようにまだ決まっていないことは権利ではありえません。
>>>> 未定なのであって、正しいと認められてはいないからです。
>>>> 当然行使もできません。
>>> 文面には明確に「権利」と書いてありますけど?
>>> それでも行使できないんですか?
>>
>> 権利は社会的なものですから、ある個人が「権利である」と主張したら
>> 権利になるわけではありません。
>> wacky氏が行使するという「権利」は
>> そもそも権利ではないのではないか?という疑問を提起しています。
>
> だからこその問題でしょう。
> そのようなことが「できてしまうような文面である」ことが問題。
>
>>> 事実として第三者キャンセル事件は何度も起きているわけで、
>>
>> それは権利として認められたことが行われたわけではないでしょう?
>> つまり「認められている」訳ではありません。
>
> その通り。
> そして、それが今後は「認められた行為だ」と言い張れる可能性が高いわけで
> す。「個人に留保された権利だ。何が悪い」ってわけです。

だから・・・言い張られても正しくないです。
意見としては誤り。意見としては間違い。

相手が間違った意見に基づいて行動を起こし、
それによって実害が発生するなど
実力行使してきたときにどう対処するかは
正しいか正しくないかを判定することとは全く別の問題です。

もしCあたりのプログラムが分かるなら。
Aが相手の行動だとして:

if(illegal(A))
  {
    action(A);
  }

正誤判定illegal(A)と対抗処置action(A)は別の関数、別の処理。
ということです。

何度も言いますが、権利として認められるものは
権利として社会的に合意がなされたものだけなのです。
それが権利という法的な仕組みの定義です。

だから合意や規定がないのに権利と言ってみたり、
ましてや明文で「未定」と書かれているのに権利だなんていうのは
誤り、勘違い、妄言の類なので、意見としてはそのように処理してよいのです。

そしてこれも何度もいいますが、意見として正しいか誤りかを判定することと
判定結果に応じてどういう行動を起こすのが適当であるかは別の問題なのです。

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