常泉です。

河野さんが可笑しいことを言う方であることをこれまで指摘してきましたが、
今回は「0がたくさんあると0でなくなる」という新たな河野語録を検討して見ましょう。

kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) wrote in message news:<3989854news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
> 
> 例えば、一つ一つの光子は、質量0なんだけど、たくさんあると質
> 量があるんだよね。だから、光子は物質ではないってのは、「フェ
> ルミオンが物質だ」みたいな定義からすると良いのかも知れないけ
> ど、ちょっと不便な定義だな。

「光子の質量は0であるが、たくさん集まると質量になる」という
物理学とも数学とも縁の無い考え方を、掲示板とはいえ
平気で書かれる河野さんの神経を理解するのは難しく、理由は不明ですが、
河野さんは光子に質量を持たせたい?のかもしれません。

ところで、光子に質量を認める(光子を物質と見なす)考えからは何が得られるか?
河野さんとは別の立場から考えてみましょう。

相対論成立のはるか以前から、
光を物質とした場合の太陽周辺での光の屈曲予想値の計算が行われ
実際、その計算は、力がニュートン力学の「2倍なら」正しかったことが知られています。
光子を質量のある物質と考えれば、力を2倍にするだけで、
ニュートン力学で重力レンズ現象(があればそれ)を説明できることが
相対論成立以前から予想されていたと言ってもいい訳です。
ニュートン力学と重力レンズを結びつける「ピッタリ2」という数字からは、
ここには何か謎があるぞ! という閃きが浮かぶはずです。
しかし、その事実はこれまで無視されてきました。
ところが、実際、そこには深い訳があり、
!その謎はT理論で説明できる!ことが明らかになったのです。

T理論では、光子(電磁波)は波動関数同士の相互作用の結果(が光と感じる物理現象)である、と考えます。
即ち、光は実在しないが、光は実在する波動関数の仮の姿(仮想光)である、
と言うことも出来ます。
その上、T理論では波動関数は質量のある物質そのものと考えるので、
光は仮想的に物質と見なすことを計算上は許されることになります。

更に、T理論は力を2倍にする理論です。

すると、光 → 実在しないが、仮想物質と見なすことが計算上は場合により許される。
    力 → 従来の2倍になる。
という2つの関係が、T理論で重力場での光の屈曲を説明可能とし、
重力レンズ現象が18世紀の考え方を少しひねるだけで
一般相対性理論を使わずにT理論で説明できたことになります。

河野さんは間違ったことも気にせず平気で仰る方ですが、
その過ちの中に、ある意味でT理論の正しさが計らずも潜んでいたとは
何が何でも相対論・・・、のような河野さんにとっては皮肉なことだったでしょう。

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常泉 浩志

相対性理論は間違っています。量子論も修正が必要です。
私は、新しい物理学の到来を告げる「T理論」を提唱しています。
「T理論」は、相対性理論の代替理論であり量子論も修正する理論です。
http://www.ni.bekkoame.ne.jp/tsuneizumi/

    − T理論を構成する物理の基礎 −
(1). 時間は普遍(絶対)である。
 従って、光速度不変という異常概念は不要となる。
(2). 物質の波動関数は実在であり、確率(振幅)ではない。
 これから、光は実在せず、仮想の物理現象となる。
(3). 質量エネルギーは不変である。
 速度が変化しても質量が変化することはない。
(4). 力の大きさは従来の2倍である。
 遠隔作用で交換されるエネルギーに関連し、量子論で重要になる。
(5). 速度の異なる系間では4(次)元座標が均等に収縮する「T収縮」が起こる。
 4(次)元座標は現実の空間の座標ではなく、作用空間の座標である。

    − T理論から得られるいくつかの結果 −
(1). 加速器における荷電粒子の加速運動は、相対論とT理論で一致する。
(2). 水星の近日点移動が軌道の数値計算から99.9%以上の正確さで計算できる。
 この軌道計算は任意の楕円運動で可能である。
(3).  原子時計は、重力ポテンシャルの変化に起因する時刻の変化を示す。
 GPS衛星搭載の原子時計の変化は時間の変化とは無関係に説明できる。
(4). 1次、2次のドップラー効果の理論値は観測結果と一致する。
(5). 水素原子のエネルギー準位が従来より正確な値として与えられる。
 2S(1/2)、2P(1/2)に関しては、ディラック方程式の解に比べ
 実測値との誤差が10%以下になる。
(6). 自己エネルギーと質量エネルギーが一致し、物理理論の整合性が高まる。
(7). 従来理論におけるボーア半径の異常性が改められる。
(8). 電子雲分布から、水素原子の正確なエネルギー準位を求めることができる。
 この事実は波動関数の実在の証拠となる。
(9). 質量不変の帰結として、繰り込み理論が不要となる。
 繰り込み理論を用いずにラムシフト計算が可能となる。
(10). ローレンツ不変量は、T理論で従来と同様の役割を果たす。
 ローレンツ不変量は相対論と必要十分の関係にあるのではない。
(11). デルタ関数は修正され、素粒子を表す大きさのある自由空間の波束として示される。
(12). 波動関数実在の帰結として、観測問題が解決する。
 波束の収束という異常概念は不要になる。
その他、数多くの興味ある結果がT理論から導かれる。