逐次雑記 2014年3月中旬

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第200話「ナルトの嘆願たんがん」(2011年2月24日放映分)

[簡易感想] ナルトの嘆願……はアバンタイトルだけですねえ。エーの言うことは正論ではあるけど、エー自身がとても感情的な人ですから、釘が刺さったことは間違いないでしょう。揺さぶりにはなっていると思います。で、今回無碍にされたからと言って、ナルトが諦める訳は無いですからね。

で、本題は五影会談。色々と暴露合戦になってますが……平時に軍事力を維持するため意図的に犯罪組織を利用する、と聞いて、思い出したのが「ついでにとんちんかん」最終回の次(^^;;; よりによって何というものを思い出すんだ私。メイが懺悔さながらに下手に出ていますが、これも内心は知れたものではありませんね。でなきゃ婚期逃してまで(^^;;; 水影なんてやってられないでしょう。そして、五大国で唯一人柱力を奪われていないということで、連合軍の総帥として推挙されるダンゾウ。……いや、火影であって、ダンゾウではないでしょうけど。でもさー、火影ったって正式就任前だし、支持基盤の違いから木ノ葉隠れの里を掌握できていない、そんな状況のダンゾウを総帥にしたら、連合軍が木ノ葉から瓦解する可能性が高いんじゃない?

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第201話「苦渋くじゅうの決断けつだん」(2011年3月3日放映分)

[簡易感想] うわー、木ノ葉の内部事情……というかナルト世代の事情、そして五影会談、どっちも事態が深刻になってきましたよ。中心に居るのが、感情に乏しいサイと、感情的すぎるエーというのが、やたら対照的です。そして冷静な判断を強いられているサクラやシカマル達がサスケへの甘い対応を変える決断に到ったのに対し(具体的にどうするのかはまだ不明ですが)、客観的な判断をしている筈がどんどん混迷していく五影会談っていうのがなんともはや。言動が感情的すぎるのは置いといても決断は冷静であるべきエーですが、これじゃナルトへの一喝が虚しく響きますよ。

さて、ナルト世代の対応ですが……一番ストレートな行動とすれば、他の里の忍に先駆けて自分達の手でサスケを殺害、可能なら捕縛、というところですね。でも捕縛を期待していたら絶対手が鈍るから、シカマルなどは最初から殺害を前提として考えそうだなあ。サスケの目的が判明すれば、そちらを先回りしてサスケの目的を消滅させるという手も無くはないけど。サスケ絡みの件をナルトに頼りすぎた、というのは正にその通りですね。勿論みんなサスケのことを常に気に掛けては居ただろうけど、特段の情報も無い時にもサスケの事を追いかけて、時には自ら情報源へ飛び込んで行く、そんなことをずっとやり続けていたのはナルトだけですから。この3年間の人生がサスケ漬け。ナルトの人生は3年前で停まっていた。サクラに告白できないというのはその象徴でしょう。ナルトだけが今も下人だというのも、後付け的ですが関連付けて考えられます。

そしてナルトにそれを強いていた最大の要因は、サクラとの約束だったと……。今後何をしたってナルトがサスケを追いかけることを止めたりする訳ありませんが、唯一ナルトを解放する手段があるとしたら、サクラが『ナルトと同じ立場で』一緒にサスケを追うこと、でしょうかね。ナルトの時間を進めさせる、つまり告白を受け入れることで。

……とか思ってたら、マダラがナルトに接触してきたよ! 一本道にしてくれないなあ。

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第202話「疾走はしる雷いかずち」(2011年3月10日放映分)

[簡易感想] 二つの話が同時進行なので、進みは遅いですね。ナルト達とマダラの会話は次回に回し。でも、これで木ノ葉の次世代(カカシ達だって幹部と比べれば若手)も、イタチの真実を知ることになるのでしょう。綱手は当時里に居ませんでしたから除外するとして、ダンゾウを含む幹部達への不信感が若手の間に広まることになるでしょうね。クーデターの危険性がまた一つ増えました。

五影会談はサスケ侵入が発覚したことで中断。チャンピオン(笑)、怒りの制裁試合の始まりです。呪印状態2で殺戮衝動に呑まれた重吾をあっさり撲殺(多分死んでない)……流石ですチャンピオン! 凄いですチャンピオン! 無敵ですチャンピオン! 弟が不沈艦なら、兄は……ブロディあたりがモデルになるのかなあ!?

小ネタとしては、黒ツチがデイダラを兄と呼んでいたところが気になりました。実の兄妹とかいうことではないにしても、縁があるってことですから。そうだよね、イタチとサスケにせよ、長門とナルトにせよ、サソリとカンクロウにせよ、抜け忍なら元々は正規の忍者な訳で、縁者が居て当然なんだよね。

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第203話「サスケの忍道にんどう」(2011年3月17日放映分)

[簡易感想] 残り3年分に達しました……が。あ、そうか、ここで11日を跨いでるんだ。L字かつACオンパレードです。放送しただけテレ東はマシですが、異常事態であることはそれでも如実に受け止められますね。

ナルト、カカシ、ヤマトは『イタチの真実』を告げられました。ナルトはともかく、カカシとヤマトは裏取りに動くでしょうが……事が漏れ出していると知って、幹部連中はどう反応するでしょうね。隠せなくなった時どうするか、まさか考えていないということはないでしょう。

王者エー、挑戦者サスケ。フィニッシュホールドは雷ガー・ボム!(^^;;; いやこれ、技名の由来は獣神サンダー・ライガーですよ?(^^;;; 堂々とライガーの名前を出す度胸に親指立てて称賛しますです。勿論現実のライガーボムよりも圧倒的な殺傷力を持つ技です(現実には本気で殺すつもりならパワーボムの方が有効だと思う)。それでもサスケは……これほとんど無傷ですね。鎧の類は刃物には強いけど打撃攻撃は防ぎ切れないものなのですが、そうか我愛羅の『砂の鎧』と似た絶対防御ですか。しかも投げ技にも有効ですか。となると後は関節技ですね!? 王者の技ですしね!?

左腕を失ったエーに代わり我愛羅が参戦。サスケのスサノオに遠隔攻撃は無意味だと思われますが、何か策あってのことでしょうかね。

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第204話「五影ごかげの実力ちから」(2011年3月24日放映分)

[簡易感想] 久々登場キラービー、今度は演歌だ!(^^;;; キラービーと八尾の漫才は聞いてて笑えます。だけどあの戦線離脱っぷり、キラービーも実戦では充分以上に巧者だと判りますね。次に戦場に立つ時はどんな活躍を見せてくれるでしょうか。いや歌謡界の戦場じゃなくて。

サスケvsメイ、血継限界・蝋遁と……聞き取れなかったけど、塩基性燻霧と酸性燻霧ですか。打撃攻撃以上に鎧の効果が無い攻撃ですね。でもサスケがピンチに陥ったのは、メイの攻撃そのものより、スサノオのコストが大きいことにありそうです。本当はダンゾウを相手に使いたかったんでしょうけど、所詮のエーから使わざるを得なかったのは、サスケが五影を甘く見ていたからでは?

ナルト達は、やはりマダラの言葉を3人で秘匿して、裏取りを進めると。ナルトが本当に黙っていられるか……少なくともサクラに漏れることは、カカシも想定しているでしょうね。

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第206話「サクラの想おもい」(2011年4月7日放映分)

[簡易感想] 五影会談は、エーを総帥とする忍連合軍結成で決着と。……で、木ノ葉隠れの里はこの連合軍から除外されている、それどころか暁とは別枠で敵扱いされていてもおかしくないですね。これはダンゾウにとって想定内なのか想定外なのか? ナルト達やサクラ達が4箇里と遭遇した時、我愛羅達ならまだしも他だったら、どうなることやら。

ナルトと合流したサクラがやることは、ナルトへの告白でしたか。このシーン、リアルタイムでちょっと観ました。これはまずいと思ったので、実際に告白する前にチャンネル替えたんですけど。で、当時は勿論前後の事情を解っていませんでしたが(結局今でも前回分が解っていませんが)、概ね想像した通りなんですよ。ナルトは受け入れないだろうって。女の子の告白はそんなに軽いもんじゃない、とサクラは言いますが、本心の告白じゃないから、軽いからこそ、ここに来ちゃってる訳でしょ。増してサイにキバにリーも連れて居るのは、サクラの個人的事情とは別の重さが必然的に付いてきてしまうし。サクラも解っていただろうけど、この場面でサクラは、ナルトを説得(あるいは言いくるめ)しないといけなかったんだよね。

キラービーvs鬼鮫……というか、キンちゃん&ポン太vs鬼鮫(^^;;; 北島のキンちゃんですかい。しかも結構強いし。でも今後のストーリーに絡んでは来ないだろうなあ(^^;;;

新OP: この唄い方……というか曲調は嫌い。作曲の問題ですね。映像は、何か3D度が増したような。

新ED: これ、少年編OPとして流用されてたかな? 観憶えがあります。こっちは本当に唄い方が嫌い。

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第207話「尾獣びじゅうVS尾おのない尾獣びじゅう」(2011年4月14日放映分)

[簡易感想] 青やメイの組、そしてキラービーの組、いずれも打々発止が面白いです……が、何あれ、鮫肌がキラービーに付くってどういうこと? なんかここだけ良く解らないのですよ。そういうもの、なのかもしれませんけど、これ一発で形成逆転できちゃうと、どうにも納得し難いものがあります。これからはキラービーが鮫肌と一体化したりする訳ですか? 『尾のない尾獣』たる忍具を人柱力が使うとどうなるんでしょ。あ、チャンピオンタッグは面白かったです。この問答無用っぷり。

◇ NARUTO -ナルト- 疾風伝しっぷうでん 第208話「親友ともとして」(2011年4月21日放映分)

[簡易感想] 火影を目指す、その夢にも疑問が呈されてしまいましたねえ。サスケを救うこととの矛盾が指摘されてしまいました。仲間であるサイに、恋敵(違)でもあるサクラに、そして風影であり友でもある我愛羅に言われると、いつまでも子供で下人でサスケ一辺倒のナルトでももう無視はできないですよ。サクラに関しては、お互い相手より先にサスケへ辿り着こうとする訳ですから、以前思った通り『ナルトとサクラが並び立ってサスケへ向かう』という道筋が作れるんですけど、火影とサスケという二つについてはどうするのやら。サスケが帰れる場所を作る、くらいしか思い付きませんが。

マダラvsフー&トルネ。ああ、風体からそうではないかと思ってましたけど、やっぱり山中一族と油女一族でしたか。でもってマダラには手も足も出ないのね。透過と不透過の境目くらい、すぐ見破られて当然とマダラも自覚しているでしょうし、であればそこを狙うだけでは不足ですよね。同士討ちするようなタイミングで仕掛けたのは不手際としか言いようがありません。そしてあの四次元ポケット(違)、カカシがデイダラに仕掛けたのより相当柔軟なものなんですね。

1話抜けてしまったため五影会談がどうなったのか解らないんですが、ダンゾウの火影就任は四箇国の圧力により拒否される見通しなのですか。で、改めてカカシが火影に内定すると。木ノ葉隠れの里に話通ってないと思うんですけど、内政干渉だよねこれ。いやだから、どういう話になったのか解らないんですけど。