Re: 【中心極限定理】のパラドック ス
Takahasiです。
"M_SHIRAISHI" <eurms@apionet.or.jp> wrote in message
news:800c7853.0403062243.78c82efd@posting.google.com...
> Yuzuru Hiraga <hiraga@slis.tsukuba.ac.jp> wrote in message
news:<404A3268.9080904@slis.tsukuba.ac.jp>...
> > Yuzuru Hiraga wrote:
> > > 問題3: An = Pr(μ≦<X>n≦μ)、A = lim An とするとき、
> > > An, A について正しいのは次のどれか。
> > > a. すべて 0
> > > b. すべて 1
> > > c. An はすべて 0 だが、A=1
> > > d. An はすべて 1 だが、A=0
> > > e. An の値は特定できないが、A=1
> > > f. An の値は特定できないが、A=0
> > > g. lim An は発散する、つまり A は存在しない
> > > h. 上のどれでもない
> >
> > う、忘れてた。X は一応連続分布としましょう。
> >
【一部省略】
>
> sci.mathでは、Robin Chapman なる御仁が、「a.すべて 0」を主張しているけど、
> 私は、「c. An はすべて 0 だが、A=1」が正しいんじゃないかって思うんだけど、
> 哀しい哉、その「証明」ができない。 ヽ(^。^)ノ
わたしはsci.mathをまだ参照してませんが、標準的な答えは
a すなわちAnも Aも0だと思う。理由はAnは実数列なので、有限項がすべて0のと
きにそれと異なる極限値に収束するとは考えにくい。もちろん極限や収束の定義に
よってはgやhになるかもしれない。
一方、An = Pr(μ≦<X>n≦μ)、A = Pr(μ≦lim<X>n≦μ)、
ならば、cが答えでしょう。証明は、<X>nはすべて正の分散をもつ連続確率変数だか
ら一点における確率は0。n→∞では大数の法則によりμに概収束するから
A=Pr(lim<X>n=μ)=1。
#離散分布の場合も、大数の法則Pr(lim<X>n=μ)=1はたいてい成立するが、有限のn
についてPr(<X>n=μ)=0とは限らないので、なんともいえない(強いて言えばhか
な)。
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