"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message news:3992259news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> > 「戦争は中国が手を出してきたから中国が悪い。中華民国の首都である
> > 南京を日本が占領しようと日本にはなんら非はない。インパール作戦で
> > 大量の無駄死にを出しても東条内閣が総辞職したのだからそれで
> > 責任は済んだ。」
> > 
> > こういう馬鹿が社会的に影響力のある立場にいたりすることが延いては
> > 国益を著しく害することにつながるわけで、これに関しては私としても
> > 普通に看過できないわけです。
> 
> そういうのを何とかできないのだとすれば、状況は戦前となんらかわって
> なくて、
> 
> > 時代の流れはもはや戦争を止めることはできず例え真珠湾を攻撃
> > していなかったとしても数年後にはどこかで戦争を起こしていたはずで
> > つまり戦争自体は時代の流れて的に不可避であったとは正直なところ
> > 思ってます。
> > 
> > まぁ、NGで何言っても何も始まらないですけどね。(笑)
> 
> ってことになっちゃいますが... じゃ、どうすればいいのさ?

どうしようもないでしょうね。

ただ、そういった過ちを2度としないために手を打つことは可能です。

それが過去に対する清算です。つまり、責任の所在をはっきりさせて
何が悪かったのかを浮き彫りにすることです。そうすることで再び戦争の
亡霊が復活しないようにすることが可能になるんだろうと思います。


> 実際、ブッシュ大統領さえ止められなかったわけですから...
> まぁ、日本人が止めるってのは変な話だけど、それを小泉首相が
> 支持するってのは止められたんじゃないかなぁ。

どんな日本の首相でも止めることは不可能だったでしょうね。
9・11の報復の色彩も強かったですからほとんど不可避だったでしょう。

どちらにせよ、あの時点ではアメリカを支持する以外の選択肢は
なかったと思います。アメリカとのつながりがとりわけ大きい日本
においては、アメリカが一番支持してほしいと思っているときに
支持しなかったらアメリカからの信頼を著しく損ない政治だけでなく
経済的にも何だかんだと理由をつけては報復的なことをされていた
だろうと思います。

それに打ち勝てるだけのアジアやヨーロッパとの強い連携が
あるのならアメリカにNOを言う選択しもあったでしょうけど
日本はそれほどアジアに信頼されていないしヨーロッパとの
連携も弱いですからああいった選択にしかならなかったんじゃ
ないでしょうか。

日本がアメリカにNOを言えるための条件は

1、アメリカからの経済的自立
2、アメリカからの軍事的自立

これが前提でしょうね。これなくしてはどんな首相になっても
アメリカに真の意味でNOを突きつけることは出来ません。

ドイツの場合はEUという共同体があるために1も2も
クリアされているからこそあれだけどうどうと反対を
言えたんです。

日本も同じ立場に立とうとするなら

1に対してはアジア内の経済の自由化を行い
域内経済で循環するようにして、アメリカが
経済制裁してもほとんど効き目がないようにする。

2に対してはアメリカが負っている軍事的なプレゼンスを
憲法改正によって日本が再軍備することによって肩代わりする。

以上をしなければ難しいでしょうね。で、現実的に考えると
ほとんど不可能です。(笑)

ですから、もう日本はアメリカと運命共同体ということで
それを前提にして考えるしかないと思いますね。それでも
自由度はある程度あると思いますよ。