河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <3kumtdF108c0kU1@individual.net>, Kaz Hagiwara <kazhagiwaraspamfree@yahoo.co.jp> writes
> 言いたかったのは、「当時の国民の内、開戦及び戦争の遂行に責任
> を取れる立場にあったのは一部のエリート層に過ぎず、そのエリー
> ト層にその責務を任せるか否かについては『日本人』として総称さ
> れる(被統治)国民一般の責任の埒外にあった」ということです。

それは間違っているね。一応、選挙はあったわけだし、その一部の
エリート層に「No」ということはできたはずです。良くも悪くも当
時の世論に従って上層部が動いていたことは確かだと思います。

> つまり、それ以上の「責任」を、それ以外の当時の日本国民一般が
> 負わされるというのは理不尽だと言うことです。ましてその責任は
> 現代の日本国民が取るべき筋合いのものでもありません。

もし、その負債が当時の被災国(っていうのかな?)にいた人に閉じ
ているなら、そうかも知れないけど、実はそうではない。こういう
世界、あるいは、そういう国にしてしまった責任は、今の日本国民
一般にあります。

> 現代の国民が今後の日本に対して出来ることは、選挙によって選ば
> れたわけでもない連中(例えば官僚)に国の行く末をゆだねてしま
> わないように、戦前よりも大きな参政権とそれを生かすシステムを
> 与えられていながらみすみす戦前と同じ轍を踏まないように気をつ
> けることです。今度こそは責任を取らされます。

それだけではなく、もっと積極的な責任の取り方を要求されている
と思う。それは、ある意味で期待されている証だし。それは、やっ
ぱり、アジアの中での秩序ってのはなんなのかってことでしょ? 中
国と資源の取り合いみたいなことをするのとは別な国際貢献が、日
本の敗戦の代償として要求されていて、それに答えるのは、今の日
本国民の責任だと思います。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科