Re: 冬のソナタ韓語
shuji matsuda さん writes:
| 漢語の音節が少ない上に(日本語より多いですが)、一音=一字=一語の原則
| があるのが、漢語の同音異義語の原因です。それで、二音節語彙(いわゆる二
現在の中国語の母音は 38, 子音は 21 だそうで、それだけあれば一音=一字
=一語の原則でも、それほど問題は起こらないけれど、音声の体系が異なる所
では大問題になるということかな。
韓国語は基本母音10, 合成母音 11, 基本子音 14, 濃子音 5 ですか。日本語よ
りかなり多い。
韓国語では漢字の読み方は一通りしかないようですから、漢字の復活はそれほ
どむずかしくはない。逆にいえば、漢字をつかわなくてもそれほど不便を感じ
ていないということかな。
日本語では漢字は音読みですらいろいろな読み方があるので、もしもローマ字
表記に移ってしまうと、漢字で伝えられてきた文化伝統が完全に切れてしまう。
日本の漢文は完全に文語で、読み方などどうでもよかったのだけれど、韓国で
は李朝崩壊まで、事大とかいう大陸の圧倒的な影響のもとにあったので、漢文
を文語ということだけですますことができなかったから、音が増え、読みが一
意になったのかな。
| 歴史を『立て直す』ため、率直に言えば『偽造』するために役立ったのではな
| いかと思います。北朝鮮でも、スローガンの木の捏造運動がありました。
国史ってのは自国の立場を正当化することに存在意義があるので、偽造のない
国史はあり得ない。
三国遺事の檀君神話然り。
日本書紀の神武神話然り。
檀君神話は元による高麗支配が偽造の背後にあるのだろうし、
神武神話の裏には白村江での敗北による倭国政権の危機があるのだろうし。
史記の黄帝神話は司馬遷の創作ではないだろうけれど、それを取り上げた裏に
は武帝以前は漢よりも強国だった匈奴の問題があったのだろうし。
自国の民に信じさせられる偽造の背景が恐ろしい。
我々が隣国の歴史教科書を読むとおかしいと思うことだらけだけれど、それを
否定したら、その国の存立基盤を否定する事になる。
で、歴史認識の共有という要求にはどう答えればよいのか。高句麗史に燃える
韓国を見て考えてしまいました。
Kiguchi,
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