"青龍" <shou77@hotmail.com> wrote in
message news:ch8av6$rnt$1@news511.nifty.com...
> > 日本国首相が靖国参拝しても中華人民共和国が抗議しない状態です。
>
>  日中共同宣言を問題にするなら、その後にあったA級戦犯の合祀も取り
> 消さないと、元の状態に戻ったとはいえませんよ。

それで、合祀されたのが1978年、公になったのが1979年、中曽根首相が
参拝して本格的な政治問題化されたのが1985年です。公になってから
6年間もほったらかされていたんです。

「A級戦犯」が問題視される対象だという認識を調印段階に持つのは難しい
でしょう。合祀後6年間は容認していたんですからね。元々中国側に取って
大した問題ではなかったけど、中国側の事情の変化により問題にすることに
なったと。

>  もちろん、靖国神社は宗教団体ですから、分祀するかどうかは靖国神社
> の決めることですが、そこへの首相の参拝は日中共同宣言でも、その後の
> 日中平和友好条約でも、中国側が同意していたとはいえないでしょう。
>  もちろん、このふたつの合意の後、首相が靖国神社に参拝しても中国側
> が問題にしなかった時期があったのは事実ですが、それはA級戦犯が合祀
> されている靖国神社に首相が参拝することが約束に反していないことにはな
> らないでしょう。

えーと、それは難しいでしょうね。ならない理由を説明出来ていません。

6年間で靖国神社に大きく変わったところはないので別の要因、特に中国側
の政治的要請で「問題視」することになったと考えるしかないでしょう。問題視
する理由として「A級」というのを持ち出してきたと考えるのが自然でしょう。

そんなモノに一々お付き合いしてきた日本側も変ですが、やっとこさ正常化でき
そうですから、今が正念場ですね。

>  約束違反があっても、直ちに非難の行動に移るとは限らない以上、抗議が
> なかったことは約束に違反していなかったことを証明するものではありません。
> あくまで約束違反かどうかは上記のふたつの合意の精神に照らし合わせて
> 判断しなくてはなりません。

「精神」とはまた便利なものを持ち出してきたけど、そんなものは参照の対象には
なりません。あくまでも
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_heiwa.html
に書いてある条文を参照すべきでしょう。

#条文に違反していると言えないから「精神」なぞいうものが持ち出されるのですが。

> > A級戦犯が世界に類を見ない大悪人だったとしてその人達は合祀された人の何パーセント
> > ですか?。確か合祀されたA級戦犯は14人ですが、200万分の14人以下ですけどね。
> > 残りの200万人の大部分も人殺しかもしれないがそれは戦争に従事した人だから当然
> > ですね。
>
>  そのパーセンテージというのは意味のあることですか?少ないから問題に
> するなというのもずいぶん雑な主張ではないでしょうか。

そんな風に捉えられたのは不本意ですか、少数に問題があるからといってその場を
否定する必要がないということを言いたいわけです。例えば首相と東条家と同じ
菩提寺だったら日本の首相は自分の先祖の法要も開けないんですかね。

少数に問題があるとしても、それを理由として多数への敬意を払う行為が否定されるの
ならそれこそ不幸だと思います。