「規則違反」の良いところは*議論の余地が無い*ことですね。
それができるのにしない、ってのは他意が無ければ不自然な話です。

KGK == Keiji KOSAKAさんの<m33b6m27ru.fsf@orie.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>「選管は、NGMPに制限が無いから恣意的に形式を定めてもNGMP違反にならない
>し、それによって投票を無効にしてもNGMP違反にはならない」
>というのが正解。

で、それが「投票権」を剥奪できる根拠になると思いますか?


>> NGMPから投票権の存在が読み取れることから「投票権を剥奪するような形式は
>> 定められない」と考えられるだろう。
>
>その「投票権」で主張できる範囲が争点になるわけ。

お?「投票権の一部」から「投票権で主張できる範囲」に変わったね。「投票
権そのものでなきゃ駄目」という主張から大幅に後退したわけだ。
ならば、「投じられた票」は投票権に基づく投票権行使の結果であるわけだか
ら、「主張できる範囲」にあることを否定する理由は無いでしょう。


>>>選管は、あらかじめ指定した手段と形式に基づいて有効/無効を判断します。
>>
>> いいえ、NGMPによれば「指定された形式に従っていない投票は無効票とし」な
>> ので*無効の判断をするだけ*でしょうね。
>
>で、手段と形式が合ってれば、有効票と判断するわけですよね?

これはまた、微妙な詭弁ですね。^^;
もちろん「有効票と判断する」と言うことはできますが、それは「承認」で
あって「決定」ではない。一方、「無効票と判断する」の方は「決定」であっ
て「承認」ではないわけです。

>有効と無効は排反だから、片方を決めれば自動的に他方も決まるわけです。

で、ここで「判断」が「決定」に戻ってしまうわけですね。^^;

>片方だけを決めることは、原理的にできない。

いいえ。「デフォルト有効」なので片方、つまり「無効」を決定するだけで充
分です。あとはNGMP通り「集計する」だけ。


>> 故意か否かにかかわらず、選管には無効票を取り除く権利(というよりは義務
>> だな)があるので、正当な過程として、デフォルト有効は結果として無効とな
>> るわけです。何の問題もありません。
>
>結果として意思が反映されれば問題ないってのなら、初期値が不定でも問題な
>いですね。
>「デフォルト有効」としなければいけない根拠は無いようです。

「初期値が不定」であることの問題点はそのまま「選管が決定しない限り不定
のままである」ってことです。
たとえば、KGK説では選管は「開票結果が気に入らないので有効・無効の決定
を放棄する」といったことが可能です。すると*全ての票が不定となる*ので、
結果として「参加者の意思は全く反映されない」ことになりますね。

一方、「デフォルト有効」なら、選管がサボタージュしても「無効の証明が為
されない」だけなので参加者の意思は反映されます。

以上、彼我の違いを理解できますよね。

># 「原則有効で、無効は例外」ってのならまだ分かる。
># 「例外になる事由が無ければ有効」ってことになって、それは私の主張とも
># 一致する。

その通りですね。
問題は「有効は選管の決定ではない」にKGK氏が抵抗していることだけです。
#何故そのような「不必要な権力」を与えようとするのでしょうか?


>> 行為の主体の違いって奴をKGK氏は理解できていないようですね。
>>
>> X 投票するのは参加者
>> Y 投票箱を開けて集計するのは選管
>> Z 集計ミスにクレームを付けるのは参加者
>>
>> なので、Yを投票権に含めてしまうのは間違いですね。選管が下す判断は参加
>> 者の投票権とは無関係です。
>
>で、「Xの段階で投票権の行使が終わってる」と主張するwacky氏がZを投票権
>に基づいて行なうのはおかしいですね。

Zは請求権なんでしょ。KGK氏が自分で言っていたことですが?
投票権の行使が終わっていても「投票権に基づいて主張できる範囲」なら良い
んでしょ。KGK氏が自分で言ったことですよ。

で、「Yを投票権に含めるのは間違い」は納得したのね。
#それで充分じゃないですか。

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wacky@長いよ。まとめてよ