! "<4335f7c1$0$977$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 25 Sep 2005 10:05:07 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> 要点を一言で言えば、「【文理解釈】として正しくないことと「解釈」として
> 正しくないことが一対一に対応しない」以上、振りかざされた【文理解釈】は
> *実は意味を持たない*ことが明らかである。ってこと。

例によって0/1の判断しかできないようですね。

成文法による法治主義ってのは文理解釈が原則です。
それで不充分な場合にのみ論理解釈が取られます。

そのことを理解してますか?

例えば、

http://www.tkcnf.or.jp/19ao/kaityou1402.html
| 我が国では成文法が基本であるため、租税法の文理解釈が必要である。

なんて文章が普通にあります。
# 「租税法解釈の基本について」の項
で、

| しかし文理解釈を貫くに際してはどうしても不都合が生じる。

として、その場合に条理解釈を取るとしています。
さらに、

| 本来、法文が厳格な文理解釈に基づき法の運用を行いながらも、ときとして
| 法の妥当性を欠くというようなケースもある。

なんて文もあります。
これなんかも、「原則は文理解釈」を示しています。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/mojikaishaku.htm には、文字解釈(文
理解釈)について、簡単に解説されています。
ISO14001規格のように、文字解釈として認められていない規格もあるようです
ね。

といった事情をふまえて、

・原則は文理解釈(文字解釈)
・論理解釈(条理解釈)を取るのなら、それなりに理由が必要

ということが言えます。

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<dh34dj$r33$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> ! "<432d203d$0$976$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
>> !     Sun, 18 Sep 2005 17:07:26 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:
>> 
>>> KGK == Keiji KOSAKAさんの<dggme1$lo$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から

>>>> 根拠は、上述のように、wacky氏が用語や修飾関係に留まらない範囲で条文外
>>>> から持ち込んでることです。
>> 
>>> #と、*勝手に言ってるだけ*じゃん。
>> 
>> というのなら、用語や修飾関係の解釈のみで、wacky氏の解釈に到る道筋を示
>> してください。
>> それができなければ、それは文理解釈ではないということです。

> もともと、wackyは*そんな主張はしていません*けど?

ということは、私が「勝手に言ってるだけ」ではないということですね。

とにかく、wacky氏の解釈が文理解釈でないことがはっきりしました。
では、文理解釈を取らないことが妥当であるという根拠を示してください。

>> 文理解釈に留まる限りは、廊下を走れば、「廊下を走るな」という規則に違反
>> したことになります。
>> 最初から言ってる通り。

> で、その「教条的無制限に適用される」とする主張が正しいとでも?

原則はそうでしょ?

>> この場合は、規則に適切な適用範囲が示されていないことから起る混乱なので、
>> 規則の不備というのが妥当でしょう。

> 当然ながら、暗黙の常識としての適用範囲というものが存在するものと社会常
> 識的には考えられるわけですが、如何ですか?

「廊下を走るな」の張り紙の適用範囲は、その廊下のみに限られるのか、その
建物の廊下全部なのかみたいな話ですね。

>> 「廊下を走るな」の暗黙の適用範囲に、緊急避難的な状況は含まれないとする
>> 解釈は、まあ大丈夫かもしれません。

これは、撤回。
この場合の緊急避難を自然法と解釈すれば、
・自然法に基づく暗黙の例外規定
と考えた方がすっきりする。

適用範囲の問題じゃなく、「原則と例外」の問題なわけだ。

>> が、それは、個別の規則に対して具体的に考察されるべきもので、「これが大
>> 丈夫だから、あれもこれも大丈夫」というわけにはいきません。

> それは当たり前の話ですし、誰もそんな話しなんかしてはいません。

というわけで、文理解釈を取らないことの妥当性は、個別に考察されるべきも
ので、しかも、原則は文理解釈ですから、例外であることが示されない限り、
原則通りに解釈されるでしょう。

> そして、「これは大丈夫じゃない」ことの根拠を示すべきなのが「他人に文
> 句をつけたいヒトの方」であることには議論の余地が無いでしょう。

大丈夫だって根拠が示されてなければ、原則の方が採用されるのが当然ですね。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK