"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message news:3989854news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
> 
> In article <cahms0$bir$1@news511.nifty.com>, "GON" <gon@mocha.freemail.ne.jp> writes
> > 要は定義によって光子が物質になったりならなかったりするってことでしょう。
> 
> 例えば、一つ一つの光子は、質量0なんだけど、たくさんあると質
> 量があるんだよね。

意味不明。質量0の粒子がいくら集まったところで質量0です。
エネルギーが集中することで空間が歪んで重力場が生じるという
意味で言っているのであれば、それは何も集まったからそうなる
のでなく質量0の粒子が1個であっても一般相対論的には空間は
歪みます。重力源は質量だけでなく正確にはエネルギー・運動量
テンソルですからエネルギーすなわち光子があるだけでも空間は
歪んでしまいます。

# もちろん他の力に比べて、ないに等しいぐらい小さいですが・・・

要は無視できないぐらい多数の光子が局在化すれば空間も歪む
ってことが言いたいのでしょうか?

> > 実際は我々が認知できないもののほうが圧倒的に多くて我々が直接的にも
> > 間接的にも認知できるものは宇宙全体からすれば極少数なのかもしれません。
> 
> ってことだよね。

まぁ、物理学者に限らず自然科学者はある意味、唯物論的に世の中を把握し
それら法則と物質によってすべてが構成されるのだと考えたいんでしょうけど
なんかそれだけでは機械論的であって何かもの足りない気はします。

例えば、量子力学的には観測行為によって波動関数はある1つの状態に
収縮しますがその状態への遷移はどういうメカニズムによって起こっている
のか量子力学は何も教えてくれません。

それらの非因果的なメカニズムはそもそも人間である以上原理的に認知不可能
な類のかものなのかもしれません。しかし、そういった認知不可能なものもなければ
量子力学という理論体系は完成しないわけで、そういったわけのわからない
メカニズムも多少含まれているにしても、人間の認知には明らかに限界がある
ことは認識すべきだと思ってます。

この世が量子力学のような偶然が支配するようなミクロな世界から構成されている
というのは皮肉なものです。マクロ的に見ると確定的で唯物的に見えても
ミクロの世界に入ると神様がそっちこっちでサイコロを振っているというのは
ある意味滑稽でもあります。そっちこっちでサイコロを振ってないと気が済まない
神様は相当多忙な方なんでしょうね。(笑)