常泉です。

河野さんのコメントというのは、専門家から見れば、それはチョット、
と首を傾げるようなものが多いと感じている方もおられるかもしれません。

kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) wrote in message news:<3989763news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

> ふーん、相対論以前のニュートン力学では、電磁気学が光速度一定
> を要求するので、絶対運動を導入する必然性があります。必然性
> があったらどうする?
> 
> 実際、当時、その絶対速度を測定する方法(光行差が簡単) がいろ
> いろ開発されて、それでも、なんか検出できなくって、フレネルの
> 随伴係数っていうエーテルの引きずりってので一次のオーダーまで
> は一致したわけです。
> 
> もし、相対性理論がなかったら、あの異常に複雑な電磁気理論を今
> でもいじっていたかも知れない。もっとも、相対論だから、めっち
> ゃ簡単になるってわけでもないんだけど... ただ、一番計算が簡単
> になる座標系を選んで計算して良いってのは素晴しい。これは、な
> んと、大学受験にも応用できる! 相対論万歳! 

> まぁ、場の量子論で最初から表示に時空間の位置をパラメータとし
> て入れてしまうようだと、むしろ、古典論的な4次元幾何学として
> の位置と時間に戻ってしまうわけなんだけど。量子力学的には、相
> 対性理論はゲージ不変性に対応するわけですよね。

河野さんの思考回路を知る上で興味深いのですが、
物理学の理解度に疑問があると、結果として、全ての判断に狂いが生じる
という好例になるかもしれません。

> 相対論が間違っているっていう人は、結局は、ゲージ理論も捨てて
> しまうわけで、それは、あまりに勿体無いわけなんだけど、必要な
> い範囲では別に捨てても良いです。

T理論でゲージ理論を捨てなければならないかは、T理論を調べれば分かります。


さて、私としては横道になりますが、最近は復活が取りざたされているとも言われる
エーテルの問題を取り上げてみたいと思います。

エーテルというものが現実に存在するというのはとても考えられません。
それにもかかわらず、やはりエーテルが存在すると考えたくなるほど
現代物理学が迷路に迷い込んでいるとすれば悲しい事です。
T理論はこの状況を救える理論であることを、ここで述べておきたいと思います。

エーテルという概念は、電磁波が波動とすれば媒体があるはずだ、という考えが原点です。
媒体が無ければ古典的な波であるはずが無い、のです。

しかし、単純に次のように考えたらどうでしょう。
実は、電磁波はそれ自体がエネルギー、即ち物質であって媒体無しに
自分自身で波となっている。
換言すれば、大海のうねりのように、媒体を含めた全体として電磁波が存在する。
電磁波は音波と違うのだ! と考えてみましょう。
そうです。電磁波は実は物質の仮の姿と考えるのです。
(勿論、波のエネルギーと媒体の区別はどうなる、という疑問は承知の上です。)

物質とは何か? 直ぐ想像できることですが、
「物質=波動関数」という関係が浮かびます。
勿論、従来の物理学を柔軟に且つ大胆に見直すことは必要です!!
物理学は、コペンハーゲン解釈を変えるという大変な自己変革を迫られますが、
T理論はそこでも救いの手を用意しています!!

T理論では「電磁波=波動関数の仮の姿」と考えれば
疑問が氷解していくことが示されるのです。

いつまでも、あなた自身理解できない相対論と従来のままの量子論にしがみつかず、
もっと簡潔で、合理的な理論を探索する努力が求められるのです。

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常泉です。

相対性理論は間違っています。量子論も修正が必要です。
私は、新しい物理学の到来を告げる「T理論」を提唱しています。
「T理論」は、相対性理論の代替理論であり量子論も修正する理論です。
http://www.ni.bekkoame.ne.jp/tsuneizumi/

    − T理論から得られるいくつかの結果 −
(1). 加速器における荷電粒子の加速運動は、相対論とT理論で一致する。
(2). 水星の近日点移動が軌道の数値計算から99.9%以上の正確さで計算できる。
 この軌道計算は任意の楕円運動で可能である。
(3).  原子時計は、重力ポテンシャルの変化に起因する時刻の変化を示す。
 GPS衛星搭載の原子時計の変化は時間の変化とは無関係に説明できる。
(4). 1次、2次のドップラー効果の理論値は観測結果と一致する。
(5). 水素原子のエネルギー準位が従来より正確な値として与えられる。
 2S(1/2)、2P(1/2)に関しては、ディラック方程式の解に比べ
 実測値との誤差が10%以下になる。
(6). 自己エネルギーと質量エネルギーが一致し、物理理論の整合性が高まる。
(7). 従来理論におけるボーア半径の異常性が改められる。
(8). 電子雲分布から、水素原子の正確なエネルギー準位を求めることができる。
 この事実は波動関数の実在の証拠となる。
(9). 質量不変の帰結として、繰り込み理論が不要となる。
 繰り込み理論を用いずにラムシフト計算が可能となる。
(10). ローレンツ不変量は、T理論で従来と同様の役割を果たす。
 ローレンツ不変量は相対論と必要十分の関係にあるのではない。
(11). デルタ関数は修正され、素粒子を表す大きさのある自由空間の波束として示される。
(12). 波動関数実在の帰結として、観測問題が解決する。
 波束の収束という異常概念は不要になる。
その他、数多くの興味ある結果がT理論から導かれる。