Re: 許容と行為 (Re: 許容要素
mac-inです
<boidmo$8en$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp> において
KGK == Keiji KOSAKA さんはお書きになりました。
> > そうしてはいけない、と主張しているようには読めないはずですが。
> > 混同ぜずに評価し、混同せずに対策を考えればいいと思っています。
>
> 被害に由来する迷惑を「迷惑」と呼ばないのであれば、そういう行為の迷惑の
> 面からの評価がおろそかになりますね。
「被害」が存在する場合においての「迷惑の面からの評価」から何
が見出せるんでしょう。その件は、被害として最後まで処理して、
なにも不都合はありません。
> >> 被害などの影響を受けることで、不快に思ったり困ったりすることが「迷惑」
> >> です。
>
> > ふ〜む、混同させようとしてませんか?
> > そのように定義することによって、議論に何か有効であるとは思え
> > ないのですけど。
>
> 辞書通りの定義ですよ?
そうなんですか?「被害などの影響を受けることで」というのが何
の辞書に載っているのか教えてください。
そして有効性についてのコメントは避けるんですね。
fj.soc.smoking は権利や責任の有無や範囲、対策、規制等の話に
なりがちです。こういう争いごとを解決するためのものが法や規則
です。単に辞書的な意味だけではなく、法律的な意味を加味した意
味合いで使用するほうが、議論に有効でしょう。
> 例えば、民事で慰謝料の算定をするときは、物的金銭的身体的などの被害の他
> に、「精神的苦痛」が可算されることがよくあります。
そうですね。それは「精神的損害」ですね。
> 「精神的苦痛」ってのは、辞書通りの意味の「迷惑」の範疇ですね。
違います。
「精神的損害」です。「損害」であり「被害」の範疇です。
「損害」がない場合には「慰謝料」は算定されません。
このように意味がずれていくので、法律的な意味に近い言葉の
使い方をすることが議論に有効だと考えます。
> つまり、ひとつの行為に対しても、「被害」と「迷惑」と両方を考えなければ、
> 慰謝料が算定できないってこと。
いいえ、「精神的な損害」が認められるということで、「迷惑」は
関係ありません。
> > 少なくとも wacky さんは、かなり以前から使い分けの仕方を何度
> > も説明していますね。
>
> はつみみです。
失礼しました。
wacky さんによる言葉の意味の説明は見当たりませんでした。
意味がずれていくたびに wacky さんは文句を言っていましたし、
私の感覚との乖離を感じないので、既に説明を聞いたような気に
なっていました。撤回し、お詫びします。
とはいえ、wacky さんの「被害」の使い方は辞書的意味に多少法的
意味を持ち込んで明確化しているというところですから、権利とか
義務とか責任とか規制などという議論を行うにおいて適切な使用方
法です。
こういう問題を解きほぐして解決するためにあるものこそ、法律な
のですから、その用法に準じるのは、議論や論点をはっきりさせる
ためにも有効です。
--
mac-in@横浜
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