KGK == Keiji KOSAKAさんの<bhl0be$9bc$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>>>> 「規範」ってのは「行動の型」でしかないわけです。
>
>>>> 民法における信義則とか道交法における安全運転義務とか、単なる「行動の
>>>> 型」でないものは実際に存在しますし、行動規範が「行動の型」でなければな
>>>> らない根拠も特に存在しないでしょう。
>>> 
>>> 「規範」ってのを辞書的な意味で使ってなかったんですね。
>
>> 【規範】(1)行動や判断の基準・手本。「大辞林 第二版」 
>
>> 辞書的な意味から言って、規範とは「(自分の)行動の基準」であって単なる
>> 「行動の型」ではありません。
>
>ああ、大辞林ではそうなのか。新明解第一版では「行動などの型」です。
># もっと修飾語はついてるけど。

#おそらく、その修飾語の方に切り捨てるべきではない意味があったのでは?

>だとすれば、「行動規範」ってのはマニュアル的なものであって、努力目標と
>は違うよなあ。
># この辺の事情は「行動の型」と解釈しても同じ。

無論、マニュアル的なものである場合もあるでしょうし、もっと広範な「判断
の基準」であることもあるでしょう。
ご理解いただきたいが、私は「行動の型」を否定しているのではなく、「行動
の型*でしかない*」を否定しているのです。


>>>> KGK氏にとっては社会的行動規範という抽象概念は存在しないんですか?
>>> 
>>> 特に問題にしようと思ったことはありません。
>
>> で、存在しないんですか?
>
>漠然とはありますが、議論の遡上に乗せるほど明確なものではありません。

つまり、あるわけですね。


>>>>>>> ・失敗したら「社会的行動規範」に合致しない。
>>> じゃなく、
>>> ・「社会的行動規範」に合致しないければ失敗したとみなされる
>>> って回答ですよね?
>>> 論理構造を抜き出せば、
>>> ・「XならばY」となるのは何故か?
>>> という問いに、
>>> ・「YならばX」
>>> と答えてるわけ。
>
>> 確かにそういう*説明*をしているわけだけど、それが何か?
>
>そっちしか説明してないわけ。
>逆は必ずしも真じゃないってのに。

ああ、判った。^^;
つまり、「XならばY」という解釈が変なのよ。
私は単に「AはBである」と言っているんです。従って「BはAである」わけ。

A:「社会的行動規範」に合致しない
B:(社会的)迷惑が発生したものとみなされる
で、状況Aは状況Bそのものである。と言っているわけ。
#同じ状況の異なる表現に過ぎない。

だから、そのような状況の把握に異論があるのなら根拠立てて反論すればよろ
しいのです。

>> #場所の限定がある規範が限定された場所以外でも有効だとは限らないよね。
>
>もちろん。
>で、
>・「禁煙の場所では喫煙しない」という行動規範に反しない限り、「禁煙の場
>  所」では社会的迷惑は発生しない(あるいは、したとみなされない)。
>という前提が必要になるわけだ。

嫌煙者の常識はともかく、一般常識的には問題ないと思いますよ。


>> 迷惑が発生していなくても発生したものとみなされるのと同様に、網羅されて
>> いなくても網羅されているものとみなされるでしょう。
>
>そういうやり方では、社会の変遷その他の理由で、その社会的規範が不適切に
>なった場合のフィードバックがかからないんじゃないかと思うけど。

何故?
「フィードバックがかからない」とする根拠が見当たりませんが?

-- 
wacky