河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <koabe-549A39.18333208052005@news01.sakura.ne.jp>, ABE Keisuke <koabe@mars.sakura.ne.jp> writes
> けど、その価値を(私的な空間であっても)実現させよう
> という発想はあってはならないのですか?

良くはわからないけど、wacky とか、あるいは、ほげほげな言論の
自由とか言っている人達は、

    fj に何らかの公的権力

を感じているんじゃないのかな。もちろん、政府の組織じゃないわ
けだから、憲法的な意味での公的権限ではないわけだけど。

> あと、本来的に「……からの自由」だし、私人間の争いを
> 解決するのにそれが役に立つのかどうかという指摘は分かる
> けれども(そこに同意していない訳ではない)。

国家とかも人間の産物であって、所詮は人間同士の争いですよね。
憲法とか言論の自由とかは、国家と言う(おそらくは便利な)機関
に対する、自主規制に過ぎない。

一方で、

    fj の持つ運営機関としての権力 (なんてものがあれば...)

と、

    fj に参加する個人の自由

の問題ってのもあるわけだよね。それは、もちろん憲法とは関係ない。
fj に参加する個人、そして、fj を運営していく主体(配信している
人や団体)が決めていくルールの問題です。

でも、そこには、相対的な、憲法の持つ「公的権限対個人の自由」
みたいな図式があっても良いと思う。それは、もちろん、

    fj 憲章 (あるいは fj 宣言)

という形になるはずなんだけどさ。ただ、虚しいのは、

    fj の持つ運営機関としての権力

自体があまり明確じゃないんだよな。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科