Re: 頭のいいSugawara先生の 講義だよーーーん。
河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
In article <YQ_6d.12021$NC6.6688@newsread1.mlpsca01.us.to.verio.net>, Sugawara <sugawara81@hotmail.com> writes
> 僕たちの日常言語は形式化された人工言語ではない。フォン・クリフトの論文
> 「義務論理」って知ってるかな。
様相論理は割りと僕の専門だけど.... 日常言語学派なんてのも
あるんだよね。
> 記号というのは、人口言語であれ、日常会話言語に合理性を追求したものであ
> れ、論理的な意義があるよ。記号論理学にこだわるのは視野狭窄だよ。
でも、日常言語だから、特に何が有利かってことはないんだよな。
もし、そうなら、プログラミング言語は日常言語になっているはずだし。
現に、君のこの記事でも、ものの見事に「日常言語を使えば、ここが
こう違う」ってのは欠落している。
日常言語ってのは、人間の戦闘用言語みたいなもので「あっちから、
攻めろ」ぐらいには便利なだけです。そして、それをいかに敵から
隠すかという進化をしてきたものに過ぎない。実際、どの言語を使
ったから、その言語では特定の学問が進むみたいなのがあるわけで
もないしね。
> 言語というのは、主張テーマも言語なら、それを語る道具としてのメタ言語的
> な言語と用途は二通りあるよ。その視点で見れば、社会科学は、没価値では話
> にならない。記号論理学のような、検証用の人工言語は科学的ではあるが、そ
> れに固執してても社会科学は進化しないね。(白石や、Goldenのよう
> な、日常会話言語の混乱ではお話にならないが。)
価値ってのは、結局は、言葉によって規定される概念的な構造に過
ぎないです。だとすれば、それは、論理学で扱えるものを越えるこ
とはないね。
その基本を生物学的なものに求めるとかいろいろ方法はあるけど、
言語で議論する限りは、そういうことでしょ。
で、結局、君の言いたいことはなんだよ。日常言語の優位性?
じゃ、どこが優位なんだか、示すべきだろ?
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
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