tetsutaro wrote:
> 小説を読んでいるとき、「この場面で自分
> だったらこう行動するだろうなぁ」と想像を
> 巡らせるのに対し、

  しかし実際には行えません。想像した行動の結果は提示され
ません。結果まで想像する人もいるかもしれませんが、それは
あくまでも自分の想像それ以上のものではありません。現実
世界で過去を回想し「あのときこうしていれば良かった」と
考えるのに似ています。
  内容的にも、想像した結果は自分の都合の良いように整合が
取れていて、それ故に意味のないものになるでしょうね。余程
そっち方面の才能がない限りは。

  対してゲームにおける選択は、選択した結果が描かれます。
そして、後々その選択を後悔するときが来るかもしれません。
セーブ/ロードを繰り返せる分、現実ほどの緊張感は絶対にない
でしょうが、これは現在進行形の現在で行動の選択を迫られて
いるのに近い。

  この差は大きいです。そして、こうした違いに目をつぶり、
共通点にのみ着目するのは、あまりに乱暴に見えます。先に
「てつたろさんの記事は結論ありき」と指摘しましたが、
まさにこういった点がそうです。


> その理由の考察もしてきた積もりでした。
> (読みづらかったなら済みません)

  ちなみに「読みづらい」のは、同じ内容を、表現を変えて
何度も繰り返し書いてあるため、くどく感じ、かえって何を
書いてあるのかよくわからなくなるため。「冗長」と指摘し
ている所以です。


>>が、てつたろさんは具体的に、どういう表現で、AVGの各シーン
>>を表現して欲しいと思ってらっしゃるんでしょう?
> 
> 「主張の整理」で書いた通り、
> 「ノベル的AVG/NVGの(個性のある)主人公には
> (個性のある)顔と声が欲しい」
> ということです。

  それは私の欲しい答えではありません。イベント用の一枚
絵ではない通常パートにおいて、(声はともかく)主人公の顔
をどう書き込むのか、実装面の問題です。

  単純に現在のバストショットの中に主人公の顔を描き込む
だけでは、恐らく「PC視点」より、「変なところ」が増える
だけでしょう。また実装面でも、従来画面に描かなくても
良かったキャラが存在することで、バストショットキャラの
位置関係や効果も従来通りでは済まなくなるでしょう。画面
も狭苦しくなります。

  こうした部分を、どう表現したいのかをお聞きしたいの
です。


> プレイ中声あり(女性)と声なし(主人公および
> 男性)が頻繁に切り替わると違和感を感じて
> しまう。

  現実世界で、自分の発した声を自覚して聞く人は少ないで
しょうね。第三者の声を自キャラの声として、自分以外の位置
から発せられると「そのキャラ≠自分」と感じて、「同一化
」を妨げる効果もあるかも。
#  まぁこの辺は作り方依存ですが。


>>  もし通常パート(=イベント絵でないシーン)における PC視点が
>>「大切な要素」だと考えている人がいるとすれば、それはプレイ
>>ヤーよりむしろ製作者の方じゃないかなぁという気もしますが。
>>#  多分気のせい。
>
> 「絶対絶命都市」の攻略本に寄せた製作者の
> コメントに、「最近は主人公を無個性にすると
> ユーザの評判が悪い」という内容の文があった
> のを思い出しました。

  確認したいのですが、「PC視点」と「無個性な主人公」
は、てつたろさんにとって同義ですか?

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MARUYAMA Masayuki@DTI