>>>>> In <68fzbhgyqc.fsf@somwinh.msi.co.jp> 
>>>>>    NISHIZAWA Yutaka <yutaka@msi.co.jp> wrote:

> Sin'ya <ksinya@quartz.ocn.ne.jp> writes:
> >   先住民と後からきた人とが平等に生活する社会を作っていくというのも選択
> > 肢としてあると思います。(鈴木氏への返答で述べたように、イスラエルにつ
> > いても同様。)

NISHIZAWA> で、その選択肢を選ぶまでの時間を、日本には与えないのは何故でしょう。

  「その選択肢を選ぶまでの時間」を合衆国国民に与えようというのではなく、
結果として、その選択肢を選んだほうが、ましになってしまっただけだと思い
ます。
          (イスラエルについては、帰還権を放棄しない人には土地を返す
           べきだと考えています。帰還権を放棄する人には土地の代金と賠
           償金を払い、高層アパートを建てれば、共存は可能でしょう。
           イスラエルの暴力の前には現実には無理でしょうが。)

  満州国については、侵略の初期段階にあったのだら、後戻りは可能でした。
日本人移民には故郷があるし、実際、敗戦で戻る場所がありました。

  また、一般論として、他社(列強)が過去にした誤りを、新たに真似して良い
とは思いません。(犯罪についてもそういうことがよく言われますよね。)
  さらに、九か国条約という約束を日本を含む列強がしています。

> >   先住民を殺したり追いはらう時代は、第二次大戦の頃にはすでに終っていて、

NISHIZAWA> やれるだけの事をやり尽くしてしまっていたわけですね。

  それは、そう思います。

> > 過去に侵略を完成させ
> > た列強による侵略をやめさせるのも必要ですが、非人道的な行為の量が桁違い
> > なので、優先度は低いと考えます。

NISHIZAWA> ずいぶんと‘過去’の侵略には理解があるのですね。非人道的行為の累積ではそ
NISHIZAWA> れこそ桁違いなのに。
  
  満州国についての話題なのだから、その時点での過去の誤りよりも、当時悪
い方向に行くことの問題の方がより重要だと思います。

  アメリカによるフィリピン侵略時の虐殺が話題なら、それに理解を示すこと
はありません。
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兼松真哉