Sin'ya <ksinya@quartz.ocn.ne.jp> writes:

>   「その選択肢を選ぶまでの時間」を合衆国国民に与えようというのではなく、
> 結果として、その選択肢を選んだほうが、ましになってしまっただけだと思い
> ます。

「結果としてその選択肢を選んだ方がましになるまで居座れた」のですよね。
日本の場合は、アメリカに反抗するという愚を冒したため、それ以前に潰され
たわけですけれど。
わからないのは、満蒙開拓団については「殺されても当然」という評価なのに、
単により長い事居座れたアメリカなどについては「結果的に出て行った」事を
以て肯定的に評価するとおっしゃる事です。

>   満州国については、侵略の初期段階にあったのだら、後戻りは可能でした。
> 日本人移民には故郷があるし、実際、敗戦で戻る場所がありました。

確かに、いかなる侵略にも初期段階はありますね。たぶん大概は後戻りが可能
だったことでしょう。

>   また、一般論として、他社(列強)が過去にした誤りを、新たに真似して良い
> とは思いません。

それはそうですが、というか「良い」などと言うつもりはもとよりありません
が、「良く」ないから「悪」くて、誤りの結果を現在進行形でのうのうと享受
している他者から罰されて当然、というのはあまりに一方的な見方です。
あるいは、その「他者」にのみ都合の良い「正義」です。

>   満州国についての話題なのだから、その時点での過去の誤りよりも、当時悪
> い方向に行くことの問題の方がより重要だと思います。

単純におっしゃるような「善悪」でアメリカはじめ列強が動いた、と考えるの
はファンタジーだと思います。後付けの善悪判断を押し付ける形の歴史評価に
建設的な意味があるとも思えません。

# 「アメリカの権益にとって都合の悪い方向」に日本が物事を運んでしまった
# のは事実ですが。イギリスあたりは認めてくれそうだったんですけどね。
# アメリカに楯突いたのはあまりに身の程知らずとしか言い様がない。

>   アメリカによるフィリピン侵略時の虐殺が話題なら、それに理解を示すこと
> はありません。

了解しました。ご回答ありがとうございます。