In article <bhchem$87c$1@ns.src.ricoh.co.jp> ohta@src.ricoh.co.jp writes:
>> 誤解を招く可能性はあるでしょうが、
>> 誤解の質というか、影響力に大きな差異があるような気がします。
>差異があるとは思いますが、私はその差異がそれほど大
>きいとは思っていないんです。
まあ、私としても「つぎ/そのつぎ」を積極的に勧めているわけではなくて、
「こんど/つぎ」に較べれば遥かにマシだと言いたいだけなんですが……

実は「遥かにマシ」だと考える理由がもう1つありまして、
それは、
In article <bh7ltt$ltm$1@nsvn01.zaq.ne.jp> shirai@unixusers.net writes:
> 関西人の私には、順列のつけようのないものを比較しているよう
>な違和感がありましたね。「リンゴとバナナどっちがミカン?」み
>たいな。ちょっと違うか、「光と望みどっちが速い?」くらい?
> とにかく、客観的に定量比較出来ないものなので判断のつけよう
>がないといった印象を受けました。
という観点です。

具体的に分析すると、
In article <bh1uks$cr7$1@bluegill.lbm.go.jp> I write:
>    「こんど」:基準は絶対的、範疇は非限定的
>    「つぎ」 :基準は相対的、範疇は限定的
という語義の差がある状況で、
基準の相対性に着目すれば表示者の意図の通りに理解できるが、
範疇の限定性に着目すれば
In article <bgrsoj$1cd$1@wa1.seikyou.ne.jp> u-ogeshi@ma4.seikyou.ne.jp writes:
>「こんど」の指す範囲が漠然とやたら広いんで、
>「つぎ」の方が「直後」として捉え易いんです。
となって、
表示者の意図と逆に理解してしまうという問題です。

「つぎ/そのつぎ」だったら、「解らない」ことはあっても、
「逆に理解して納得してしまう」ことは
有り得ないんじゃないかと思いますが、どうでしょうか?

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp