fj.sci.lang.japanese,fj.rec.railの記事<bhc5ar$7a2$1@bluegill.lbm.go.jp>で
        toda@lbm.go.jpさんは書きました。
> 誤解を招く可能性はあるでしょうが、
> 誤解の質というか、影響力に大きな差異があるような気がします。

差異があるとは思いますが、私はその差異がそれほど大
きいとは思っていないんです。

> 表示のルールを知らない人が、いきなり「そのつぎ」という表示を見たら、
> 「エ、どのつぎ?」と悩むのではないかと思います。
> この「悩ませる」という作用が重要だと思うのです。
> 悩ませることによって、ルールを認知しようとする動機を与え、
> 正しい(=表示者の意図通りの)理解へ導く効果があると思います。

そこで悩むくらいなら、「こんど」と「つぎ」という表
記に不案内な人だって、それらが併記されているのを見
たらじゅうぶん悩むと思うわけです。つまり、「理解へ
導く効果」としては大差なしというのが私の考え。

「こんど」と「つぎ」はどっちが先か悩むかもしれない
けど、スタート地点は明らか。「つぎ」と「そのつぎ」
はどっちが先かは明らかだけど、スタート地点がどこか
で悩むかもしれない。「わからなさ」の内容に違いはあ
るけど、戸田さんのおっしゃるように「つぎ」「そのつ
ぎ」のほうが単純に優れているとは、私にはどうも思え
ないのですよ。
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太田純(Junn Ohta) (株)リコー/新横浜事業所
ohta@sdg.mdd.ricoh.co.jp