eurms@apionet.or.jp (M_SHIRAISHI) wrote in message news:<800c7853.0405121311.4d26f35b@posting.google.com>...
> <kounoike@mbh.nifty.com> wrote in message news:<c7t8bu$5j9$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>...
> > "Y.N." <yoshiro@mail.wind.ne.jp> wrote in message
> > news:c7suhv$fe6$1@nr1.vectant.ne.jp...
> > > M> 「f'(x)=lim{Δx→0}[{f(x+Δx)-f(x)}/Δx] と定義し、尚かつ dy:=f'(x)
>  ・△x
> > > M> と定義したならば、dy=f'(x)dx は、なんとか、導ける」ってことさ。
> > >
> > > そうですよね(^^)。
> > >
> > > 「 y=f(x)
> > >  Δy=A・Δx+ε・Δx (A は Δx に無関係。Δx→0 のとき,ε→0。)
> > >  が成り立つとき,
> > >   f'(x):=A,dy:=f'(x)Δx」
> > >
> > > とすれば「再建」できそうですよね(^0^)。
> > 
> > 一体,何が「再建」されるのかよく分からないですが,
> > (一階微分の話それとも高微分の話?)
> > Δy=A・Δx+ε・Δx  が成り立つとき
> > から,f''(x)はどう定義するのでしょうか
> 
> 
>   Y.N.氏は知らないようだけど、Cauchy の流儀では f'(x) は 
> lim{△x→0}〔{f(x+△x}−f(x)}/△x〕として、また、
> f''(x) は lim{△x→0}〔{f'(x+△x}−f'(x)}/△x〕として、
> それぞれ、一階の微分(differential) dy,二階の微分 d^2y に
> 「先立って」、極限(limit)の概念を使って定義されてしまって
> いるわけです。 
> 
> そうしておいて、dy を dy:=f'(x)・△x と定義するわけなの
> だけど、dy=f'(x)dx のほうは、曲がりなりにも、導けるものの、
> d^2y=f''(x)(dx)^2 を始めとした、高階の微分に関しての
> *望ましい等式*のほうは、N_Bourbaki も認めている様に、全く
> 導くことができないのです。
> 
> その理由は、dy:=f'(x)・△x が、*本来の --- 無限小の意味
> の --- 微分* から逸脱した、“アホな定義”だからです。


もっとも、『解析概論』p.51 には、Cauchy の流儀を継承している
のにも拘わらず(!)、d^2y=f''(x)(dx)^2 などが導けるかの如く、
まことしやかな「こじつけ」が書いてあるけどね。 ヽ(^。^)ノ