Re: Quiz_06iv2004(解答)
Yuzuru Hiraga <hiraga@slis.tsukuba.ac.jp> wrote in message news:<40896DCA.3000001@slis.tsukuba.ac.jp>...
> M_SHIRAISHI wrote:
> > もっと≪致命的≫なのは、微分(differential) dy を f'(x)・△x と
> > 「定義」してシマッタのでは、高階の微分 d^2y, d^3y, d^2x etc. が
> > 定義できなくなってしまうし、
>
> どして?
> 『解析概論』の p.51 を見てごらんよ。
そこ(『解析概論』p.51)に書かれていることは「前提は間違い
だが、結論はすべて正しい。」
[前提は間違っていても、その帰結は正しいことが在り得る]と
いう論理法則のみごとな例と言えよう。 ヽ(^。^)ノ
dy を f'(x)・△x と定義した場合には、dy は y が x のみの
函数であるときにしか意味を持たない。 しかるに、その場合、
dy は x と x_1 (但し、△x=x_1−x とする)との函数で
あって、x のみの函数ではないのだから、d(dy) は意味を成さ
ない。 つまり、(d^2)y は意味を成さなくなってしまう。
(d^2)y が意味を成さないのだから、当然、(d^3)y, (d^4)y
や (d^2)x も意味を成さなくなってしまう。
かくして、dy を f'(x)・△x と定義してシマッタならば、
高階の微分は定義できないことになってしまう。
"well-defined"という概念があるかぎり、"ill-defined"という
概念もあるわけで、dy を f'(x)・△x と定義することなどは、
ill-defined の典型的な例だ。
> 最後の d^2x は何? dx^2 のつもりだったのかな?
d^2x は d(dx) の意味であり、一方、dx^2 は (dx)^2 の意味
であって、両者は全く別の概念だ。
> > 「(dy)^2 は高位の無限小なので、無視
> > できて・・・」などという論法も行使できなくなってしまう。
>
> これは何が言いたいのかな?
微分方程式ではよくお目にかかる論法だ。
> > 従って、微分 dy を f'(x)・△x と「定義」するのは、[微分 dy の
> > 本性を正しく捕らえていない]という意味において、≪誤り≫なのである。
>
> これは M_SHIRAISHI さんが仰々しくも持ち出した解答、もとい、誤答とは無関係。
> つまりそこからは転進する(旧日本軍用語:日常語では「尻尾巻いて逃げる」)
> ということなのね。
βακαμων!
“塩”を送ってもらったお蔭で「息を吹き返した」分際でありながら、
大口を叩くのもエーカゲンにせい!
“塩”を送ってもらう前に、ソチがほざいて居たことを拾ってみると:−
なになに?
Stupid_Yuzuru repetedly and stupidly wrote:
>
>> うーん。うまい説明ではないなあ。
>> 要するに y=x と x=x の違い、と言えばいいのかなあ。
>
>> > んじゃ〜、ここで、ひとつ、“x=x”のグラフでも書いてみせろ!(爆笑+嘲笑
>
>> 簡単じゃん。
>> 直線1本書いておしまい。
笑わせるんじゃないぜ、こんバカタレが!!!
"x=x" に限らず、恒等式にはグラフなど存在せぬワ!
恒等式はすべて、"0=0" という等式と同値だからだ。
> 2階微分で思い出したけど、演習問題としての:
>
> lim_{h→0} {f(x+h)+f(x-h)-2f(x)}/h^2
>
> というのは案外難しい。何かうまいやり方ないかな。
そんな問題は、造作も無いことだ:−
lim_{h→0}[{f(x+h)+f(x-h)−2f(x)}/h^2]
=lim_{h→0}[{f(x+h)−f(x)}/h − {f(x)−f(x-h)}/h]/h
=lim_{h→0}[f'(x)−f'(x-h)]/h
=lim_{h→0}[f''(x-h)]
=f''(x)
# と書いたけど、間違ってたりしてな。 ヽ(^。^)ノ
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