青龍 <shou77@hotmail.com> writes:

>  例えば、ODAについても、私はもう中国に対するODAは不要だと考えて
> いますが、現在中国が靖国問題について日本に抗議しているときに、OD
> Aを打ち切る行動に出ると、中国政府はこれを戦争責任と絡めて問題化
> しやすくなるでしょう。

靖国問題があろうとなかろうと、対中ODAを打ち切ろうとすればタダでは
済まないでしょう。そういう戦略は、少なくとも当面、日本には取り得な
いと思います。緩やかに他に振り向けるとか、草の根援助の割合を増やし
て行くとかなら可能かも知れませんが。

> まして、池田さんのいうように侵略についての謝罪
> も反省も必要がないと日本政府が主張し、それに対するに中国の反発を
> 黙らせるためにODAをちらつかせるようなことをすれば、

「主張しろ」とまでは言ってないのでは。
池田さんが例に挙げた他の侵略大国も、「謝罪も反省も必要ない」と殊更
に主張したりしてはいません。単に、何も言っていないだけです。

>  第一に、現在の東南アジア諸国は、日本の戦争責任をことさらに
> 問題にすることはしていませんが、それは日本政府の態度が過去
> の侵略戦争についての反省という基本姿勢を崩していないという前
> 提の下でです。

現在の東南アジア諸国は、欧米の戦争責任をことさらに問題にすることは
していませんが、それは欧米諸国の政府が過去の侵略戦争と植民地化と強
制労働と過酷な収奪について反省も謝罪も特にしない基本姿勢を崩してい
ないという前提の下でですね。

>  第二に、現状においても日本の戦争責任を問う声は東南アジア諸
> 国でも存在するということです。

それはあって当然でしょう。

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東南アジアに対しては、戦時よりも現在の姿勢の方がよほど問題だと思い
ます。もっと全然力を入れてよいはずなのに。アジアには中国と韓国と北
朝鮮しかないわけじゃないんだけどなぁ。