Re: 靖国問題と中国
青龍さんの<ch4dvq$fl1$1@news511.nifty.com>から
> それはまた別の問題ではないでしょうか?
> 中国の過去の王朝が歴史上侵略を繰り返してきたからといって、それは
>日本が行った侵略と相殺出来るものではないし、日本の侵略を相対化する
>ものでもありません。
そういう話じゃなくて、そもそも
「侵略を反省する必要などない」
のではないでしょうか。
アヘン戦争は明らかにイギリスの方が悪であるにもかかわらず、
香港を植民地とし続けていましたが、返還に至っても謝罪の一つも出てきたこ
とはありません。
インド統治時代も、平和デモに対して無差別機関銃掃射で1000人以上の死傷者
を出したり、圧制を引いたにもかかわらず、「英印間には謝罪すべき事柄はな
い」そうです。
なにより、
「英国の学校ではアヘン戦争だとかインド独立紛争といった歴史は教えていな
い」
らしいのです。
http://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/europa13.htm
> それに、反省といっても前述したように謝罪し続けることではないのです。
>過去におこなった侵略を認めそれを正当化しないということさえまもり続け
>れば、具体的な行動を要求され続ける訳ではないのです。
「侵略はしたけど、謝罪すべき事柄はない」
とイギリスを見習ってもよいかもしれません。
「過去の侵略」->「謝罪」と枕詞のようにつながっているわけですが、
別に、この二つがセットになっているわけでもなんでもないわけです。
そういう意味で、中国は正しい。過去の侵略を謝罪する必要などまったくな
い。
謝罪なんて何の役にも立たないことを、世界中の人が知ってるわけです。
だからこそ、「賠償金」ってのがあるわけ。謝罪ですむのなら賠償金なんて存
在しないわけです。
ドイツの謝罪の本筋は、「侵略」にはありません。
ドイツの場合は、ナチスによる「民族絶滅」という恐るべき犯罪、これに対す
る謝罪が第一義にあるのは疑いようがありません。ドイツ人がナチズムを追及
するのは、どうやってもぬぐい得ないこの空前絶後の犯罪を自分とは違う他者
がやったことにせざるを得ないところからきているわけです。
ソ連(当時)のアフガン侵攻も、イラクのクウェート併合も、中国のチベット併
合も、誰も謝罪してませんよね。
本来、侵略と謝罪なんて関係ないものをさも関係あるかのようにしているとこ
ろに、変な問題が生じるわけです。
では、なぜ関係あるように思ってしまうか。
関係があるとすれば誰が得か、ということを考えれば見えてきますよね。
中国ってのはかなり狡猾です。日中国交正常化で日本は当時の戦争に関する賠
償金を免除されたわけです。まあ、手打ちして、免除してそれで終わり、なら
いいわけですが、免除したおかげで、「手打ちしたけど中国が有利」に見える
状況にされてしまったわけです。
つまり、日本への謝罪要求といったものは、「金や譲歩を引き出すための打ち
出の小槌」にすぎません。いい加減、こういうのは無視するべきかと思いま
す。
たちの悪いヤクザに付きまとわれてるのと一緒でしょう。
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