! "<zGJ4g.33$fa.21@news3.dion.ne.jp>" という記事で
!     Sat, 29 Apr 2006 22:16:16 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<e2v97g$290$2@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> ! "<mQRZf.35$ZD1.28@news3.dion.ne.jp>" という記事で
>> !     Sun, 09 Apr 2006 01:49:24 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:
>> 
>>> 単純に、KGK氏が*社会的責任と法的責任を混同している*だけでしょう。
>> 
>> 違います。
>> 
>> どういう流れかというと、
>> 「JPNIC/JPRSには手の届かない第三者のハードディスクの中身に対する責任」
>> というものに対して、
>> 
>> W: そんな責任はない。

> ここの*それ*は「第三者のハードディスクの中身」であり、その責任ですが、

これはいいとして、

>> K: では何故その使用にJPNICがクレームをつけたのか?

> ここの*それ*は「第三者のハードディスクの中身」ではなく、「whois検索
> サービスを「使用」すること」です。

これは違います。
以前、紹介したように、

http://www.nic.ad.jp/ja/topics/1998/19980818-01.html
|  JPNICが把握しているwhoisデータの目的外使用の事例は1997年1月から
| 1998 年6月までの間に5件ありました。目的外使用の内容はいずれもダイレク
| トメー ル用の名簿作成の手段としてのwhoisの利用です。すべての事例につい
| てJPNIC は先方に注意を促し、先方から謝罪を受けています。 

なわけですから、「データを使用すること」を問題にしています。
# 「whoisの利用」というのは、一見すると「サービスの使用自体」を意味し
# てるように見えるが、文脈的にみると、「whoisデータの使用」と同じ意味
# に使っている。

さらに、

http://www.nic.ad.jp/ja/topics/1998/19980818-01.html
| whoisで入手したデータの目的外使用についてJPNIC事務局の現在の方針は以 
| 下のとおりです。

という風に、明らかに、「whoisで入手したデータ」の使用を問題にしていま
す。
(第三者が)入手したデータってのは、「JPNIC/JPRSには手の届かない第三者の
ハードディスクの中身」ですね。
それに対して責任がないのなら、問題にしないでしょう。

もひとついうと、wacky氏の言うように、「サービスの使用」のみに対するク
レームだとしたら、クレームを受けた後も、既に入手したデータはDMに利用し
てよいってことになる。
それが正しいという主張ですか?

>> W: 法的責任ではなく社会的責任だろう。

> だから、それは「DMという営利目的での大量のwhois検索サービスの「使用」
> を許したこと」に対する社会的責任であって、「第三者のハードディスクの中
> 身」に対する責任ではないわけです。

本当にそういう主張だったのなら、

>> W: 法的責任ではなく社会的責任だろう。

という指摘にはならないよねえ。
<43bfaf5a$0$762$44c9b20d@news3.asahi-net.or.jp> の時点で、「何に対する
指摘か」ということを問題にしていたはず。

「法的責任か社会的責任か」という問題は、全然別の視点から出てきたことで
しょうね。
それがどういう視点かは見当つかないけど。

>> K: では社会的責任はあると考えているのか?
>> W: あるわけないだろ。

> 当然、その「あるわけない」のは「第三者のハードディスクの中身」に対する
> 責任であって、「〜使用を許したこと」に対する責任ではないわけです。

JPNICが何に対してクレームをつけたかを、wacky氏が誤解してただけのことで
すね。

>> よーするに、wacky氏の主張が一貫してなくて訳分からんってことです。

一貫してないように見えたのは、同じものが別のものに見えてたからなんです
ね。
珍しく、理由が分かりました。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK