wacky氏が「どういう論理で」「何を」批判しようと
しているのか、全く読み取れません。
引用された文と反論している文とが
論理的に対応していているように読めない例も多々あるし、
wacky氏の「地の文章」の中でも、議論の展開が
論理的に続いているように読めない例もあります。

とりあえず、解読しようと努力してみますね。

最初のさいとうさんの記事に対するフォローにまで戻って……
In article <uw%dg.4$Q34.3@news3.dion.ne.jp> wacky@all.at writes:
>>・異議の記事が届いているのにメールなどが委員会に届かな
>>  かった場合などで、委員会側での救済処置ができません。
>提案者が担うべきなのは「送る」事であって「到達させる」事ではないでしょ
>う。わざわざ同じ内容を3者に送る意味は「不達によって提案や異議が消失す
>ることを防ぐ」ことであって、「全てが到達しなかったら却下」というのは本
>末転倒なのではないでしょうか?

「提案者が担うべきなのは「送る」事であって「到達させる」事ではない」
からこそ、
「異議の記事が届いているのに
 メールなどが委員会に届かなかった場合など」における
「委員会側での救済処置」を担保する必要があるんですよね。

>わざわざ同じ内容を3者に送る意味は「不達によって提案や異議が消失す
>ることを防ぐ」ことであって、
というのも、現行のNGMPは、そういう趣旨で規定されているわけだし、

>「全てが到達しなかったら却下」というのは本末転倒なのではないでしょうか?
というのも、現行のNGMPの規定や現実の運用は、
そういう本末転倒にはなっていないわけです。

要するに、いずれも現行NGMPの現状をそのまま強化する趣旨で提案されている
元の文章の内容を積極的に支持する内容になっています。
しかし、wacky氏は、そういう内容の文章を、
元の文章に対する反論という体裁で書いている。

私の記事に対するフォローでも同じで、
In article <mRgeg.6$Q34.0@news3.dion.ne.jp> wacky@all.at writes:
>だから、「異議の記事が届いているのにメールなどが委員会に届かなかった場
>合などで、委員会側での救済処置ができません」に対して「届かせる義務は無
>い」と言ってるんですけど?
と、全く対立しないものを“対して”でつないで論述している。

そして、その直後に
>#だったら、「キャンセルされて流通が確認できない異議」だって却下され
>#ちゃうでしょ。
と来るんですが、これが直前の文章からどう導き出されるのか、
全く見当もつきません。

まず、異議に関して「キャンセルされて流通が確認できない」ことは、
異議の有効性の判定には何の影響も及ぼしません。
>>CFA/CFRへの異議については、「委員会への到達」が本質的な要件です。
ということなんだから、記事がキャンセルされてしまった場合には、
委員会に異議が到達したという事実を委員会が投稿公表すれば良いだけの話です。
想定している状況が若干違いますが、
現行NGMPには、その行動を委員会(または提案者)に求める規定があります。

「キャンセルされて流通が確認できない」ために
無効と判定されてしまう可能性が考えられるのはCFXの方ですね。
現行NGMPでは、そういう事態を「なるべく防ごう」という発想で
委員会へ同時にE-Mailを送付することを求めているわけです。

つまり、上に引用した「だったら」が、
「委員会へのE-Mail送付を要求しないことにしたら」
という意味なら、wacky氏の文章も意味が通るんですが、
そういう文脈には置かれていません。

やっぱり解りません……

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp