木津健介さんの
news:djqjs2$e8m$1@news511.nifty.com より
>  いや、そこまでカド出し出来るなら、コストはかなり上がるんじゃないかと。
> そもそも樹脂パーツって型から抜いたときに曲がったりするせいで歩留まりが
> 悪い物ですし、額面程かどうかは別としても結構なコストアップにはなるはず
> ですよ。消費者がどう思うかは別として^^;

はい。部品としてのコストアップはわかるのですが、樹脂パーツ自体は
車両価格としてほとんど上乗せされていないんじゃないかって気がする
んですよね。勝手な想像だけですみません。エンジニア氏の「敢えて
使った」という言い方がどうも引っかかってしまって。

高精度な技術自体は既にある物(もしかしたら新しい鋳型のブロー形成
かも知れない)ですし、カローラのバンパーだって、あんな複雑な薄肉
形状を一体で射出形成していますから、件のディテールのように精緻
ではあるが大して複雑とは見えない形状を実現するために、面取り半径
を小さくしても、さほど歩留まりが悪化する気がしないんです。
五年前のモデルチェンジの際にカローラの内装(ダッシュボード等)の
樹脂部品突き合わせ部分の面取りをうんと小さくした時も「技術向上
でここまでの品質と精度を実現できた」と説明があったと記憶してい
ます。
内情を知る由はないのですが、高級感を出すために歩留まりが悪くなっ
てコストアップに繋がったとは全く聞きません。
(勿論カローラでそんなこと言ったら売れなくなるだろうと思いますが)
# 多売車とレクサスを比較しちゃイカンかな(^^;

キモはやっぱり「消費者がどう思うか」ですね。
メタル系で薄肉削り出しでは問題が多いと思うので考えないとして、
私なら、射出形成の歩留まりが悪いことにはお金払う気にはなりません。
塗装や下地の磨き工程には払う気になります。

> のが出て、とうとう板状の一体成形になったんですが、店のお客も店員も、
> 殆ど誰も気付かない、だけど何か凄い所、、、

コストアップしましたか?ってのは冗談としても、手元にあるスライド式
握り鋏のボディも、グレーの硬質樹脂と紫のエラストマーが複雑に隙間無く
組み合わさっていて、どうやって形成しているのだろうと悩みます。
素人考えでは、硬質部を組み立てた後、エラストマーを被せて融合形成?して、
最後に硬質樹脂のクリップ部を再加熱して曲げ込んでくれば何となく出来
そうなのですが、再加熱なんかしないでしょうし、解けないパズルのようです。

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SUZUKI Yuuki