で、「身勝手な条文」なんてのを持ち出さずに説明する気になりました?

! "<432d20ee$0$976$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 18 Sep 2005 17:10:23 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<dggpkk$1s8$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>> とにかく、「権限が無ければルールは適用できない」ってこと。
>>> それがキモです。
>> 
>> その「権限」というのは、ルール自体とそれに関与する契約によって変化する
>> ものです。
>> そういう意味で、暗黙の適用範囲を探りたければ、最初からある権限だけに注
>> 目するのでは足りない。

> まあ、色々足りない物はあるでしょうが…。
> ソレですら足りないのに、その権限の範囲すら無視しようとすることはオカシ
> イでしょ。当たり前だよね。

普通は、条文なりその背景なりから、どのような適用範囲を想定してるのかを
読み取るものですね。
それに合わせて権限を解釈する。
それが出きないような規則なら、出来の悪い規則でしょう。

>>> じゃあさ、
>>> 「朝7時から9時まで右折禁止の道を10時に右折する人」は「ルール違反をし
>>> ていない」のではなく「正当化できるルール違反をしている」のですか?
>> 
>> いいえ。
>> 
>>> #「右折禁止」は10時には「効力を失っている」わけですよね。
>> 
>> それは、存在する規則の効力が失なわれたと解釈すべきではありません。
>> 10時には対応する規則が存在しないんです。

> そう。普通の人はそのように解釈するでしょうね。

ということは、wacky氏は普通の人ではないんですね。

>>> #「右折禁止」は10時には「効力を失っている」わけですよね。

と念を押してるんですから。

どっちにしても、「効力のない規則に違反する」という話とは全然全く何の関
係もないことです。

>> それは、適用範囲の明示的な限定によるものです。

> それは「明示的な場合*だけ*に限られる」のですか?

この場合はそうだってことですね。

>>> あるいは、「全館禁煙の喫煙所でタバコを吸っている人」は…
>> 
>> そっちは、暗黙の適用範囲によるものですね。
>> 喫煙所が禁煙ルールの適用範囲外と見倣されているのなら、喫煙所には禁煙ルー
>> ルは存在してません。

> こっちにはチャンと適用してるモンね。^^;

これは、仮定つきで適用してるわけ。
本当に暗黙の了解が存在すればという。

> じゃあ何で緊急事態は「廊下を走るな」ルールの適用範囲外と看做されないの
> だろう…。

まあ、そうする解釈も有り得るんですが、原則として、罰則のない規則に限ら
れるでしょうね。

罰則のある規則は、暗黙の適用範囲なんてものに頼らないように作るのが当た
り前だし、そうでなければ規則に不備があると見倣されるものです。

> ってゆ〜か、

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<dd1vsf$sdd$2@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> どっちにしても、正当防衛を正当化するのは、刑法の条文にある文面によって
>> の話ですから、今の話とは違いますね。

> って、「適用範囲の明示的な限定」のある正当防衛については相反することを
> 言っちゃってるし…。

何とどのように相反するんでしょう?

> そもそも「ルール違反ではない」のなら、一体全体、何を正当化するってんで
> しょうか。

もちろん、一見すると悪いことのように見える行為を正当化するんでしょ?

>> # もちろん、権限とは関係ない暗黙の適用範囲ですね。

> ???
> もちろん、「禁煙ルール」といったモノの持つ権限の適用範囲の話ですが?

喫煙所は禁煙ルールの設定者の権限が及ばないから適用範囲が及ばないという
主張ですか?
もともとのwacky氏の主張に対応させると、そういうことになりますよね?
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KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK