! "<432444f1$0$980$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 11 Sep 2005 23:53:36 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<dfubv1$qlu$3@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から

>> ! "<4319a808$0$972$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
>> !     Sat, 03 Sep 2005 22:41:33 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

>>> 全く同じ内容の条文であっても、「それを行使する者」の持つ権限の違いに
>>> よっては「身勝手」だったり「当然」だったりするわけです。
>> 
>> それが、ルールの適不適を判定する材料なわけですね。
>> 内容だけじゃなくて条文の置かれた状況を含めて判断しろと。
>> 
>> ルールの適切さの議論であれば、それなりに妥当な主張ですが、解釈と権限の
>> 関係には何の関係もないですね。
>> ルールの適切さと権限の関係にしかなってない。

> だ〜か〜ら〜、^^;
> 「ルールの(内容の)適切さ」ではなくて「権限との関係によってルールの効
> 力が変化する」という話ですね。

なぜ効力が変化するかというと、権限との関係によってルールの適切さが変化
するからですね。

wacky氏は「身勝手な条文」と表現してるでしょ?
それは、条文に対して「身勝手」と評価してるわけであって、その適用範囲を
評価してるわけではない。
適用範囲の問題に限定したいのなら、「身勝手な条文」なんてのを持ち出しちゃ
いかんでしょ。
それが、より一層、wacky氏の話を分かりにくくしてる。

> とにかく、「権限が無ければルールは適用できない」ってこと。
> それがキモです。

その「権限」というのは、ルール自体とそれに関与する契約によって変化する
ものです。
そういう意味で、暗黙の適用範囲を探りたければ、最初からある権限だけに注
目するのでは足りない。

>>> 一体全体、「効力のない規則」にどうやって「違反」することが出来るので
>>> しょうか?
>> 
>> 規則の文面に反することをすれば、可能ですね。
>> 効力がなけば違反しても咎められないってだけのことです。
>> 
>> 自分でも、
>> 
>>>>> 「規則の内容が適切でない」としても規則は規則ですから、それに反すれば規
>>>>> 則違反です。
>> 
>> って言ってるでしょ?
>> 私の言ってるのも同じことですよ。

> はぁ?

> じゃあさ、
> 「朝7時から9時まで右折禁止の道を10時に右折する人」は「ルール違反をし
> ていない」のではなく「正当化できるルール違反をしている」のですか?

いいえ。

> #「右折禁止」は10時には「効力を失っている」わけですよね。

それは、存在する規則の効力が失なわれたと解釈すべきではありません。
10時には対応する規則が存在しないんです。
それは、適用範囲の明示的な限定によるものです。
ない規則の効力を議論してもしかたないでしょ?

> あるいは、「全館禁煙の喫煙所でタバコを吸っている人」は…

そっちは、暗黙の適用範囲によるものですね。
喫煙所が禁煙ルールの適用範囲外と見倣されているのなら、喫煙所には禁煙ルー
ルは存在してません。
# もちろん、権限とは関係ない暗黙の適用範囲ですね。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK