ちょっと焦って、浅薄なことを書いてしまった^_^;

In article <dc6mou$qov$1@bluegill.lbm.go.jp> I write:
>・発散域が広いために、渦自体が極めて弱い
>・発散域には「雲」が無いため、渦が可視化されない
>という2つの理由により、逆向きの渦は「見えない」のです。
もっと重要な要因があるのを失念していました。
「収束によって獲得した角運動量を持った状態で放散される」ということです。
要するに、発散に伴う角運動量保存=コリオリ力の効果によって、
「逆向きの渦を作ろうとする」作用は働くのですが、
それは元の渦を打ち消して弱めるのが関の山で、
逆転させてしまうには至らないということです。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp