教科書には、台風の渦はコリオリの力によってできると書いて有ります。でも私は違うと
考えます。台風の渦ができるの、コリオリの力ではなく角運動量のせいだと主張します。

コリオリの力なんて弱いものです。東京の緯度で、1 ton の車が磁束 150Km で走って、
やっと 3 newton の力が加わるだけです。圧力勾配が少し変形することはあっても、衛星
写真でみるような渦の形になるとは思えません。

それ以前に、現実の台風はレコード盤のように薄っぺらです。台風の厚さと半径の比は 
1/80 程度だそうです。このような薄っぺらな円板の下側と上側で、反対方向の空気の流
れが発生しています。ですから加わるコリオリの力も下側と上側で逆方向になるはずです。
コリオリの力で台風の渦ができるとしたならば下側と上側で渦の形が反対になるはずです。
そのような台風の衛星写真はありません。

私は台風の渦ができるのは、地球の自転に伴う大気の角運動量のせいだと考えます。風速
 50m/sec のような風速が発生するのも角運動量のためと考えれば説明できます。半径 
100Km の渦が 10Km まで空気を中心に吸い寄せたとき、角運動量が保存されるとすると 
41`meter/sec になります。

詳細な計算を下の web ページに書いて見ました。

http://www.nasuinfo.or.jp/FreeSpace/kenji/sf/top/CoriolisAnglr.htm#TyphoonCoriolis

現実の台風の衛星写真による渦の形、台風の風速が角運動量によって説明つくことから、
「台風の渦ができるのは角運動量による」と主張します。

一方で現在の気象予測はスーパーコンピュータでシミュレーション計算しているのですか
ら、台風の渦がコリオリ力によるものではないていどのことは専門家は分かっているはず
だと思います。でも台風の渦がコリオリ力よってできるとする強化者や web ページばか
りです。fj.sci.pyshics の皆様は、どのようにお考えでしょうか?

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小林憲次
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