成田です。

Hideki Kato wrote:
> In article <YAS.04May3175936@kirk.is.tsukuba.ac.jp>, Yasushi Shinjo wrote:
>>大昔、プログラマ30歳定年説とかありましたが、最近、オブジェ
>>クト指向が定着したせいか、経験が生かされる局面が増えた気がし
>>ます。ただもう少し若者にも頑張って欲しいということはあります。
> 
> 「プログラマ30歳定年説」は,まぁ,どうでもいいんですが,

「プログラマ30歳定年説」ってかなり myth (定説です)という感じで、
まあ都市伝説みたいなもの?という気が多分にするです。

実際30過ぎのプログラマなんて掃いて捨てるほどいるし……って、八つぁ
ん、なにあたしを箒で掃こうとしているんだい!(なんつって ^^)

> 経験は生か
> せば有用だし,加齢とともに衰える能力も当然あります.要はどう生かすか
> というだけの話であって,ソフトウェアは新しい産業なのでそういうノウハ
> ウ面が未熟だというだけのことでしょう.

過去の体力まかせのほとんどガテン系っぽい印象のプログラミング現場の印
象が残っているのかも。

>>あと、fj.comp.lang.c 向きの話としては、「C言語を使わ
>>ない」というのもあります。
> 
> 正直に言えば,プログラミング言語を変えてもバグが大幅に減るとは思いま
> せん.確かに,前の段落の話のシステムを実際に作る場合はCと Java で開
> 発の難しさは変わるでしょう.しかし,汎用言語を使う限り,より難しいバ
> グを減らすのに有効だとは思えませんし,仕様段階のバグにはほとんど影響
> しないでしょう.

確かに仕様に係わるバグはプログラミング言語にあまり依存しないかもしれ
ませんが、それ以外は結構かわると思う。

「より難しいバグ」ってのがどんなんだか分かりませんが、原理的にある種
のバグが起こし得ない言語処理系ってのはありうるのですから、少なくとも
その種のバグに関しては、その種の言語を使えば、その言語処理系がバグっ
てでもいない限り、その種のバグはなくなるはず。

現実はそこのパフォーマンスとかコストとかそういう問題が絡んできて、そ
の選択をとれるかってのは出てはくるのでしょうけれど、それは別の話だし。

また、原理的に起こし得ないというものでなくても、言語の高級度(?)で
バグの起こしやすさは大きくかわろうかと思います。おんなじくらい高級な
らそんなに差はないだろうってのはあるかもしれないけれど。

で、現状は「いらんものにまで C 言語を使いすぎ」って気がする。やっぱ
り C 言語は低級高級言語だと思うから。そこが面白いし、味わいがあるの
はたしかだが……

なんでもかんでも C 言語でってのは、いろんな種類の鉋や鋸、鎚とかある
のに無理して手鉋一本で家を建てようとしているのを見ているような……甚
だしきは、手鉋一本で高層ビルを建てようとしてる(で、案外建っちゃうけ
れどそんなもんだから風が吹けば倒れるような ^^;)。

> 若干別の話になりますが,個人的には,とりあえず,車やアマチュア無線の
> 免許の様なプログラマのスキルに応じた資格制度を創設するのが有効であろ
> うと考えています.これは個人や会社のモチベーションにも影響しますし,
> クライアントやユーザの安心感の向上,プログラマの待遇の改善,さらには
> スキルによって異なると思われる,バグを減らす手法の整理や進歩にも役立
> つのではないかと思うからです.

資格ではありませんが、発想は PSP なんかと似てますね。組織に対し
ては CMM ですが。

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        「十分間で決断し、短い理由を添えよ」
        A.I.Soft, Inc. CS・品質推進課 成田隆興