Naoto Zushiさんの<e1oj45$t0d$1@antre.cala.muzik.gr.jp>から
>> ・NGMCはキャンセルを流すことができる
>
>は、明文化されていませんが、NGMPの1.2において、
>
>「
>ただし、管理主体は記事の内容が著しく不適切であると判断した場合、
>その投稿を削除するための適切な処置を講じることができる。
>」
>とされていますので、(様々な解釈はあると思いますが)、キャンセル
>を流すことはNGMP上の権限と考えられます。
> ちなみに、fjの配送者は、fjの管理主体に含まれます、削除の権限が
>あると考えます。

まあ、それは「含まれます」程度の話。
その集合の要素である NGMC は、個別に、

「「ニュースグループ管理の手引き」(News Group Management Protocol、
以下NGMP)はfjのNGの構成を管理する手順を定めたものである。
(略)
[解説] ここでいう「管理」とはfjのNG群のリストを管理することであ
り、その内容(個別の記事)を管理することは含まない。」

と、述べています。
要するに、他の管理主体はともかくNGMCはやらない。それをやる手順も持たな
い。また、歴史的にもやっていないはずです。
#そこら辺は「事実の裏打ち」というというもの。
#一方、配送者でもあるZushi氏は*やる*意思を示していたように記憶しています。

また、「2.2 委員会の業務」の範囲にも入っておりません。

#何れにせよ、「記事の内容が著しく不適切」であることが明らかであるよう
#なケースは公式であろうと非公式であろうと削除されるでしょうから問題に
#ならないでしょう。


>> ・それ以外の誰でもキャンセルを流すことができる
>
>は技術的な話だけしか存在しません。権限における話の例示としては不適切です。

先ず、上記より NGMC は削除権限を保有していないものと思われます。仮に、
NGMPの1.2 に基づいて「権限が存在する」と考えたとしても、それはあくまで
*管理主体*のモノであり、NGMC一団体が独占する権限ではありません。


>> ・NGMCには個々の記事への管理権限は存在しない
>
>少なくともmoderationなどで管理権限は存在しています。

moderatorはNGMCとは無関係な存在であることになっているようです。
従って、moderator が記事を削除しても、それは NGMCとは無関係です。
それこそ「権限における話の例示としては不適切です」です。
#とはいえ、【自称委員長】とNGMC議長が同一人物となるとなぁ…
##コマッタモンダ


>>>2 ニフティ2審判決におけるシスオペの責任の根拠
>>>(1)権限
>>>会員規約により削除の権限が与えられている
>>>一般会員は自ら削除することができない
>
> ここはシスオペに特に責任が存する根拠の条件として述べられています。
>逆に言えば、
>  ・会員規約によって削除の権限が与えられている
>という記事管理が誰にでもできるのであれば、シスオペだけに責任が限
>定されないともいえます。
> つまり、削除という行為が技術的に可能なのであれば、その場に参加
>する人全員に責任が及びかねません。

「誰がやっても良い」のなら「誰かがやらなかった」ことの責任は問えません
よ。誰でもいいなら「削除すべき条理上の義務」はない。

>> 何と言っても、fj におけるほぼ唯一の合意文書であるNGMPには上記二例とは
>> 正反対のことが明記されているわけですし、歴史的にも、問題のある記事に対
>> しては委員会は委員としてではなく*非公式*に処理してきたわけです。
>
> fjに参加しようとする人が、NGMPに合意しなければ参加できない、と
>いうのであれば、ひょっとしたらNGMPに完全に拘束されるかもしれませ
>んが、事実上、NGMPに合意しなくても参加が可能なのですから、NGMPに
>書いている特異性については外部には通用しません。

「倉庫の責任者は搬送中に起こった事故の責任を負わない」ってのが何か特異
なんですか?


> したがって、そこで不法行為責任が、合意文章によって抗弁できるか
>というと、そうではないと思えます。

その「不法行為」が何を意味するのか不明ですが、少なくとも、「プロバイダ
責任法」にかんして NGMC が責めを受けることは無いと思いますよ。


-- 
wacky