Yoshitaka Ikeda <ikeda@4bn.ne.jp> wrote in message news:<cac18i$a6s$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>...
> M_SHIRAISHIさんの<800c7853.0406101638.7af1e724@posting.google.com>から
> >それはユークリッド流の俗説・詭弁に過ぎません。


古代ギリシアは、“民主主義社会”だったとは言っても、それは奴隷制度の
上に成り立っている社会だった。

ユークリッドのような“自由市民”だけが、奴隷の苦役の上にあぐらをかいて、
非実用的で思弁的な学問に耽ることができた。


現代人の大半は、古代ギリシアの“自由市民”の目から見れば、奴隷と映る
ことだろう。

「現代の奴隷」に、非実用的で思弁的な学問に耽る余裕など、先ず、無い。

# 大学の教師とて、その大半は「教育制度の奴隷」に過ぎない。

早い話、出勤しないことには食べていけない。古代ギリシアの“自由市民”
はどこにも出勤する必要は無かった ---- 兵役を除いては。


「現代の奴隷」に許される学問は「実学(=実益の上がる学問)」のみ --- これが、
現実。



> 2進数ってのもディジタル回路に応用されているわけですから、重要で
> あることは間違いないでしょうが、はじめに考えられた当時は実用的なものと
> みなされていなかったことは確かです。


2進数は論理学と密接な関係があるので、考えられた当初から実用的なもの
だった筈です。 論理学という学問は、一見、非実用的に見えても、その実、
極めて実用的な学問ですから。



>「四色問題の証明がなんの実用に生かされる可能性は無い」という
> 証明でもあるのでしょうか。


そんな証明なんか在るわけ無いでしょう。

大勢の人の主観的な予想に過ぎません。


> >その証拠に、あの証明が、どうして図Oのような特殊な場合から始まっている
> >のか、理解できていないでしょう。
> 
> 理解できないんですよ。
> 図0に帰着できない図形は本当に「ない」のですか?


あの証明の、いったい、どこに、「図Oに帰着できない図形は存在しない」なんて
な馬鹿なことが書いてありますか? ヽ(^。^)ノ

# 図Oに帰着できない図形は、当然、存在します。


問題は、平面および球面上のすべての地図が、図Oにではなく、図Oの中の領域
であるЖに帰着するということです。