河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <Tpohd.12$5s1.3@news7.dion.ne.jp>, "DH.Shiozaki" <dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp> writes
> 東京タワーは、当然、自転していますから、上の図に当てはまり、
> 「emf」が生ずるという意味です。

磁場をある速度で横切っているわけなんだから、電位差(起電力) 
が生じるだろうってのは、それは正しいと思うんだけど... 
(で、僕は、実際に電位差はあるんだろうと思います)

> もし、地球磁場が、地表といっしょに自転しているならば、
> emfは発生しないことになります。

それは因果が逆でしょう。電位差がないなら、その座標系から見て、
それは磁場あるは電場がないのであて、「磁場が回転していない」
という結論にはなりません。

問題は、局所的な電位差を測定して、それが磁場の効果か、電場の
効果かを区別できるかってことで、それは、実は、「見る座標系の
速度によって、磁場の効果か、電場の効果かは異なる」ってのが、
ローレンツ変換なんです。

回転している荷電は磁場を生じるわけですけど、荷電と一緒に
回転している系から見て、磁場は存在しないと言えるか? って
な問題なわけなんですが...

---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科