汐崎です
Yukio Ishihara wrote:

> 石原@ザ・ランスです。
> 
> In article <Zw_fd.9$5s1.4@news7.dion.ne.jp>, dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp says...
> 
>>>地球の赤道上の周速は、
>>>地球赤道の周長:約 40074 km 、地球の自転周期: 約 24 時間 ですから、
>>>秒速で、464 m/sec、時速で 1670 km/h
>>
>>という、大変大きい値ですから、
>>もし、地磁気が存在して、地球表面に対して「静止」しているならば、
>>1m当たりに、導線に発生する誘導起電力は、計算上,
>>
>>>(20) 日本付近の地磁気による磁束密度は約 3×10^-5[T]である。
>>
>>ですから、v(emf) = BLV = 3x10^-5[T] * 1[m] * 464 [m/sec] = 14[mV]
>>となり、
>>東京タワー333mに上下方向の導線があれば
>>(避雷用の導線があると思われます)4.6V ぐらいになるのでは?
> 
> 
> これがどういうことなのか、最初はわからなかったんですが・・
> 東京タワーがある。勿論これは地球と一緒に自転してます。
> もうひとつ、「自転してない東京タワー」を考える。
> 両者のてっぺん同士と基部同士を導線で繋いで長方形の回路を作る。
> この回路が切る磁束は、両者の距離が変化するので、汐崎さんの計算どおりになります。
> これは一体何なんだ?
> 
> 汐崎さんは電気回路の技術者のようだから、
> 何か具体的な例を参考にしてらっしゃるのかと思いますが、
> それが何なのか、今の私には想像できない。
> ともかく今の例に適用したら、上のようなグロテスクなイメージにしかならないんです。
「東京タワー(の非雷線?)」は、垂直状態にある「導線」を引き合いにし
だけで、なんでもよかったのですが。
これは「地磁気が自転」を傍証するための、一方法です。
「東京タワー」の方には、注目されないことを願います。
それより、私としては、
> 地磁気による北向きの磁界が自転して_いない_として、
や
> 勿論、地磁気の磁場が、地表が同じ速度で回転している場合には、
> これは成り立たないのですが。

に着目して頂けたらと思います、

尤も、私が言う「地磁気が自転」は、先の例のように、
垂直な導線に「誘導起電力」が発生する効果としての、
「磁界」に興味があります。
実は、円形コイルを東西方向の軸を中心にして回転させると
電圧が発生するのは、「高校生/中学生?」向けに、
(島津製作所?)製の、キットがあるようです。
同じ原理で、「縄跳び発電」もあるようです。
前の記事の、
> もう一度、電磁誘導は磁速密度の「変化」で起電力が生ずることを確認しましょう。
> 軸対称の場合、東西方向に磁場の変化はない(自転していようといまいと)。
> 磁場の変化のない所をいくら通っても、起電力は生じません。
> これは電磁気学の初歩です。

> 磁場の変化のない所をいくら通っても、起電力は生じません。
の意味するところは、私には曖昧です、
「通る」意味が、「静磁場中を導線が移動する」という
意味ならば、下記を参照してください。

電磁誘導の説明では、
1)「コイルの中磁束密度の変化」と、
2)「一様な静磁場中で導線を移動する」の例が多く載っています。
しかし、
3)「導線を固定して、磁石を移動させる」例は、
半分ほどの「高/大学」向けの説明では、省略しています。
3)の場合は、河野さんのご指摘にもあるように、
磁場が動いていると、「電界」の効果が現れると説明されています。
2)の場合には、
>> 磁場の変化のない所をいくら通っても、起電力は生じません。

とは、違うと思われます。
(解釈が違ってたらごめんなさい)。
----
(汐崎)