>> 石原@ザ・ランスです。

In article <OxFfd.6$5s1.1@news7.dion.ne.jp>, dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp says...
>> この質問の背景に、地磁気でなく、
>> 「円筒形磁石の回転と磁界の回転」があります。
>> 私目の質問に、東北大の佐藤教授が「物性なんでもFAQ」のなかで
>> 回答して頂いたことが、公開されていますので、参照してください。
>>   http://www.tuat.ac.jp/~katsuaki/nandemoQ&A.html
>
>を見ていただくと、円柱磁石を回転させ場合には、
>「磁界が回転しているとはいえない」という、ご意見/考え方もあります。
>当然、地球を「球体磁石」と置き換えれば、同じとおもわれます。

佐藤教授のお答えは

鉛直に置いた棒磁石の磁極から出ている磁力線は完全に軸対称をもちますから、
磁界には全く変化がなく、回転しているかどうかは意味を持たなくなります。
変化がある場合にのみ回転していると判断できるのですから・・。

というものですね。当然です。
だから私は最初に地球磁場は軸対称ではない(磁石の極は自転軸からずれている)ことを
指摘したんですが。
自転を考えるなら、この軸対称からのずれを考えないとおかしいでしょう?

In article <ZxFfd.7$5s1.1@news7.dion.ne.jp>, dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp says...
>
>一方、私目が「地磁気の自転」で質問していますように、
>磁石を回転させた時に、遠方の磁界は、遅れて回転するという
>解説した本「図説・電流とはなにか」に接して、

その本は知らないので正確なことはなんとも言えませんが、
もしかして、光速が有限だから遠方では遅れるということでしょうか?
だったらこれも当然です。
そもそも静磁場、静電場なんて概念は光速が無限とみなせる場合の近似概念にすぎない。
そして日常生活レベル、あるいは地球の自転といっても、地表付近の速度は
光速に比べたらはるかに小さいから、静磁場という近似が充分良い精度で成り立つということです。
光速の有限性を考えるなら、河野さんのような説明をするしかないんです。

-- 
 石原 幸男
<Yukio Ishihara of theR.A.N.S.>
 ishihara@y.email.ne.jp
 http://www.nn.iij4u.or.jp/~therans/
黍粥は塩に椰子油にサザエ・イソノ祝う隣で虚仮にするまで(詠み人しらず)